実習先の保育園を選ぶ際のポイント

2021/09/29

いよいよ保育園実習。たくさんある保育園の中から実習先となる1つの保育園を選びます。実習先の保育園にそのまま就職となるケースもありますので、ここは慎重に決めたいもの。そこで選び方のポイントをお伝えしていきますので、参考にしてくださいね。

自分の学びたいことを考える

数ある保育園の中から実習先を選ぶとなると、どうやって選んだら良いのか迷ってしまいますよね。そこでまずは、自分の学びたいことを考えてみましょう。

保育園の特色は?(主としているもの)

  • 主に外遊びでの活動が多く、遊びの中から育んでいく保育
  • 跳び箱、体操など運動を主とした保育
  • 楽器、鼓笛など音楽指導に力を入れている保育
  • 英会話で行う保育
  • モンテッソーリ教育
  • わらべうた保育

など、保育園により保育内容は異なるので、自分が興味をもっている保育を取り入れている保育園をピックアップしていきましょう。

自分の得意を活かせる保育園

保育園の保育内容によりあなたの得意を活かせる保育園があります。

「ピアノが得意」
やっぱり子どもたちとたくさん歌を歌い、リクエストにも応えたいですよね。そうなるとピアノがある保育園・流行りの歌も歌える保育園と絞っていくことができます。
「身体を動かすことが好き」
身体を動かすことが好き!と、なると体操に力を入れている保育園はもちろん園外保育によく行き、自然と遊ぶことが多い保育園もあります。身体を動かすことが好き=体操が得意ではないと思うので、自分が身体を動かすのではなく指導する側という事は覚えておきましょう。
「〇〇教育に興味がある」
各保育園によって取り入れている教育は異なります。モンテッソーリ・ピアジェ・コダーイなど、どのような教育法なのか興味がある。という際は就職前に体験しておくととても勉強になります。

自分の特技を活かすことが出来たら、自分への自信にもつながり先生たちの姿を見て更に向上していけるようになります。

みんなが実習園を選んだ理由

保育園実習の選び方・ポイントがわかったところで他の人はどのような理由で実習園を選んでいるのでしょうか。

  • 近所の保育園
    →通勤に時間をかけず実習に集中したかった為
  • 保育内容に興味をもった
    →自然豊かで、毎日お散歩に出かけのびのびした保育園
  • 自分が通っていた保育園(母園)
    →担任の先生に憧れて保育士になりたいと思った為

断られることも…

実習したいと思い、保育園に電話をしても保育実習を受けいれてくれない園もあります。理由は様々。他の学校の実習と日にちが重なってしまった。通っている学校との接点(お付き合い)が無い。時期などにより断られることもあるので、いくつか園をピックアップしておきましょう。

また、学校の先生も実習先の案内をしてくれるので、希望の保育などを伝え聞いてみるのもいいですね。

保育園の種類を事前に調べ、興味のある保育園を選ぼう

保育園と一言で言っても、公立か私立、認可か無認可等といった様々な種類があり、実習先を選ぶ前に将来を見据えたうえでどの保育園を選ぶかを考えましょう

また、0~6歳までの子どもが過ごす保育園の他にも、0~2歳までが過ごす乳児保育園という保育園もあります。乳児保育園では0~2歳までのクラスを月齢ごとに細かく分けて保育をしていたり、異年齢で過ごす施設もあります。

保育園ではまだまだ幼い2歳児も乳児保育園では最高学年です。そのため同じ2歳児ですが乳児保育園の子どもは最高学年という自覚もあり、しっかりしている子どもが多いです。

それぞれの保育園児の違いもとても勉強になりますし、幼児よりも乳児の保育に興味がある学生さんにはおすすめの実習先です。

卒園した保育園であれば実習のハードルが大きく下がる

地方出身者の場合は、現在の住所で探すか、地元で探すか悩むところだと思いますが、保育士養成校では卒園した保育園での実習をすすめられる事が多いです。

これは実習生がその保育園の卒園児だった場合、実習のハードルが大きく下がるからではないでしょうか。保育士といえども人間ですので、「あの小さかった〇〇ちゃんが実習生として来てくれた。」となれば、他の見ず知らずの実習生よりも親しみを込めて接してくれる事間違いなしです。

実習生本人としてもリラックスして実習に臨めると思います。

また、よほどの事がなければ実習評価も悪くはつけないでしょう。就職する際は実習評価も見られます。卒園した保育園で良い評価をもらう事が出来れば、その後の就職活動を有利に進める事が出来ます。

就職したいと思える保育園で実習をする

園の方針等やカリキュラム、園の行事等をあらかじめ調べ、ここの保育園で働きたいと思えるような保育園で実習しましょう。

就職する際は実習生で来ていた保育士を採用するケースは多いです。採用試験を受けるにしても「実習生として来ていた」という事実は大きいと言えるでしょう。

また、求人を出す前に「実習生の〇〇さんに来てもらいたい」と直接打診してくれる事もあります。働きたい保育園からその年に求人がこなくても、「掃除でもなんでもやるので雇ってもらいたい。」と直接交渉し、その翌年に本採用となったケースもあります。

大切なのは「ここの保育園で働きたい」という強い気持ちとアピール力。保育園側も熱意ある姿勢を感じ、喜んで採用してくれる事になるでしょう。



実習先の保育園選びはその後の進路にも関わってくるほど、大きな選択となりますので、働きたいと思えるほどの魅力を感じる保育園で実習する事です。たとえ希望通りの保育園で実習出来なかったとしても、案外その実習先との相性が良い場合もあります。いずれにしても「実習をさせていただいている」という謙虚な気持ちで臨むことが大切ですね。

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