異業種から保育園への転職

学生時代に保育士資格を取ったけれど、異業種で長らく働いている人、また社会人になってから保育士資格を取った人。せっかくの国家資格を活かして憧れの保育園で働きたいと思う方も多いのではないでしょうか。異業種から保育園の転職にチャレンジする時の心得をおさえて内定を勝ち取りたいですね。

「未経験可」は年齢関係ないの？

求人票に書かれている「未経験可」の文字。確かに未経験だけど、年齢もベテランと呼ばれる年。応募をためらってしまいそう……。でも、心配はご無用です。

なぜなら、保育業界では保育士が大変不足しているから。保育士としてのキャリアが無くても、異業種での経験を活かして現場で活躍してくれることを期待されての採用が増えています。転職のチャンスは、保育士不足の今かもしれません。

年齢を気にするよりも、異業種での業務をどこに活かせるのかを、アピールできることが何より大切です。

保育士の仕事は、子どものお世話をするだけでなく、多岐にわたります。異業種を経験して来たあなただからこそ、アピール出来る分野がきっとあるはずです。

例えば…

事務系：

保育士の仕事は書き物が大変多いです。年間指導計画、月間指導計画、週案、日案、クラスのお便り、連絡帳など。毎日の業務の中で、書き物などの事務仕事を的確かつ正確にこなす能力が必要とされています。またパソコンも活かせるチャンスです。

接客系：

保育士は子どものみならず、保護者、職員、外部業者との対応など、人との関わりが大変多い仕事です。接客系を経験した方は人との関わりにおいてアピールポイントになるでしょう。

作業系：

保育士は、製作や掃除、荷物運びなど、細かい作業から大きな作業まで根気よく取り組むことを要求されます。作業系で培った体力や忍耐力は保育士にとって欠かせません。

今までの経験はあなたの強み。それをどう保育士に活かせるか伝えられることが大切ですよ。

志望動機のポイント

子どもが好き、保育士になりたいという強い気持ちがあるなどという志望動機だけでは物足りないですね。保育士なら子どもが好きなのは当然なので、誰でも志望動機にする理由だからです。

ライバルは社会人経験の浅い新卒や若い人達。体力やフレッシュさでは負けてしまうかもしれませんが、異業種からの転職者ならではの志望動機をアピールして、差をつけましょう！

例えば、異業種を経験したからこそ見えた働くことの大変さ。働く保護者の立場に立って考えられる能力に秀でているかもしれません。

また、様々な人と接することに苦労して来た人は、毎日何十人もの保護者と接することもそつなくこなせるかも。異業種で経験したことを、どんどん志望動機につなげていってくださいね。