保育士試験|過去問題集

保育士試験|過去問題
平成26年「保育原理」

  • 平成26年度

    保育士試験

    登録日:2014/10/01

    過去問題【保育原理】

問1

次の文のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」の(2)「保育の方法」の一部として正しいものを一つ選びなさい。

  • 一人一人の子どもの状況や家庭及び地域社会での生活の実態を把握するとともに、子どもが生き生きと活動できるよう、子どもの主体としての思いや願いを受け止めること。
  • 子どもの生活リズムを大切にし、健康、安全で情緒の安定した生活ができる環境や、園庭遊具など自発的に関われる環境を整えること。
  • 子どもの発達について理解し、一人一人の発達過程に応じて保育すること。その際、子どもの個人差に十分配慮すること。
  • 子ども相互の関係作りや互いに尊重する心を大切にし、集団における活動を効果あるものにするよう指導すること。
  • 子どもが自発的、意欲的に関われるような環境を構成し、子どもの主体的な活動や子ども相互の関わりを大切にすること。特に、小学校との連携を考慮し総合的に保育すること。

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問2

次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の(1)「保育に関わる全般的な配慮事項」の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 子どもの( A )や( B )の違いを認め、互いに尊重する心を育てるよう配慮すること。
  • 子どもの( C )や( D )にも留意しつつ、( E )などによる固定的な意識を植え付けることがないよう配慮すること。

(組み合わせ)

A B C D E
1 性格 発達 興味 関心 性差
2 興味 関心 発達 文化 性別
3 国籍 文化 性差 個人差 性別
4 興味 関心 経験 発達段階 障害
5 国籍 文化 興味 関心 発達段階

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問3

次の文は、諸外国における子どもや保育の思想についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • ルソー(Rousseau, J.-J.)は、『幼児教育書簡』『リーンハルトとゲルトルート』に自らの教育方法を著している。
  • オーベルラン(Oberlin, J.F.)は、独仏国境の山間部の村に牧師として赴任し、村人を貧困と道徳的荒廃から救済する事業を興した。
  • モンテッソーリ(Montessori, M.)は、一連の体系的教具を自ら開発し、これらを含んだ環境を整えることが、保育者の重要な役割であるとした。
  • ロック(Locke, J.)は、子どもは白紙の状態で生まれるとし、そのため教育が与える影響が大きいと主張した。
  • エレン・ケイ(Key, E.)は、『児童の世紀』を著し、子どもの自己決定力の育成、体罰の拒否、子ども固有の権利などを訴えて注目を浴びた。

(組み合わせ)

A B C D E
1 × ×
2 × ×
3 × × ×
4 ×
5 × × ×

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問4

次の文は、日本における保育の先駆者についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 倉橋惣三は、幼児教育内容調査委員会の委員として、1948(昭和23)年刊行の「保育要領」の作成に携わった。
  • 赤沢鍾美は1890(明治23)年、日本で初めて農繁期託児所を開設した。
  • 明石女子師範学校付属小学校・幼稚園の主事であった及川平治は、アメリカの進歩主義教育の影響を受けて、児童中心主義に基づく生活が大切であると主張し、その教育成果を『分団式動的教育法』として著した。
  • 野口幽香らによって1900(明治33)年に開設された二葉幼稚園は、貧民家庭の幼児を対象として保育を行い、1916(大正5)年に二葉保育園と改称した。

(組み合わせ)

A B C D
1 × ×
2 ×
3 × ×
4 × ×
5 × ×

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問5

次の文は、アメリカの「ヘッド・スタート・プログラム」についての記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

  • 1960 年代半ばに「貧困との闘い」政策の一環として開始された、小学生対象の補償教育である。
  • 貧困家庭の幼児を対象に、身体的、知的、情緒的な発達上の不利を小学校入学前に解消することで入学後の学習効果の促進を意図した。
  • 「豊かで楽しい経験」「美しい情操を養う」がモットーとされている。
  • 著しい成果が実証されず、プログラムは中止された。
  • 教師、保育者、医師、栄養士や地域の人々の協力態勢の下で実施されている。

(組み合わせ)

  • A C D
  • A C E
  • B C E
  • B D E
  • C D E

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問6

次の文は、保育の目標についての記述である。「保育所保育指針」第1章「総則」の(1)「保育の目標」に照らして考えた場合、不適切な記述を一つ選びなさい。

  • 保育所は、「生涯にわたる人間形成にとって極めて重要な時期」にある乳幼児の「現在」が、心地よく生き生きと幸せであることを保育の目標とする。
  • 保育所は、乳幼児の「未来」を見据えて、長期的視野を持って、生涯にわたる生きる力の基礎を培うことを目標とする。
  • 入所する子どもの保護者が抱えているあらゆる問題に単独で対応できる専門性を身に着けて、その援助に当たることを目標とする。
  • 保育には養護的側面と、教育的側面があり、この両義性を一体的に展開しながら子どもと共に生きるのが保育の場である。
  • 保育とは、生涯、発達し続けていく一人一人の子どもの可能性や、あと伸びする力を信じることでもあり、子どもの現在と未来をつなげる営みといえる。

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問7

次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 「養護」とは、子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるための発達の援助である。
  • 「ねらい」は、子どもが保育所において、安定した生活を送り、充実した活動ができるように、保育士等が行わなければならない事項及び子どもが身に付けることが望まれる心情、意欲、態度などの事項を示したものである。
  • 保育の内容は、子どもの生活や遊びを通して相互に関連を持ちながら、総合的に展開されるものである。
  • 実際の保育においては、養護と教育が一体となって展開されることに留意することが必要である。

(組み合わせ)

A B C D
1 ×
2 ×
3 × ×
4 ×
5 × × ×

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問8

保育所における保育士は、「児童福祉法」第18 条の4の規定を踏まえ、保育所の役割及び機能が適切に発揮されるように、倫理観に裏付けられた専門的知識、技術及び判断をもって、子どもを保育するとともに、子どもの保護者に対する保育に関する指導を行うものである。次の文のうち、「児童福祉法」第18 条の4の記述として正しいものを一つ選びなさい。

  • 次の各号のいずれかに該当する者は、保育士となる資格を有する。 一 厚生労働大臣の指定する保育士を養成する学校その他の施設(以下「指定保育士養成施設」という。)を卒業した者。
    二 保育士試験に合格した者
  • この法律で、保育士とは、第18 条の18 第1項の登録を受け、保育士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者をいう。
  • 保育士は、保育士の信用を傷つけるような行為をしてはならない。
  • 保育士でない者は、保育士又はこれに紛らわしい名称を使用してはならない。
  • 保育士となる資格を有する者が保育士となるには、保育士登録簿に、氏名、生年月日その他厚生労働省令で定める事項の登録を受けなければならない。

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問9~問10 次の保育所での【事例】を読んで、問9~問10 に答えなさい。

【事例】
以下は、ある5歳児クラスの9月2週目の指導案の一部である。

<子どもたちの姿>
子どもたちが元気に登園し、それぞれ、夏の遊びを楽しそうに話し合っている。友だち と共通のイメージを持って遊んだり、遊びを発展させ楽しむために自分たちで話し合った りしているが、時に行き違いや思い違いなどからトラブルも発生する。

<ねらい>
・自分の力で行動することの充実感を味わう。
・考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、相手の話す言葉を聞こうとする意欲を育てる。
・友達と親しみ、関わりを深め、愛情や信頼感を深める。

<内容>
自分で考え、自分で行動する。
したいことを言葉で表現し、わからないことを尋ねたりする。
お互いに思いを主張したり、認め合いながら、遊びを発展させていく楽しさを味わう。
友達と一緒に活動する中で、共通の目的を見出し、協力して物事をやり遂げようとする気持ちを持つ。

問9

M君が、素材置き場から、牛乳パックやアイスクリームの空き容器を探し出し、作品を作り始めた。他の子どもたちもそれに興味を示して、集まってきて、それぞれに作りだした。この場面における指導案に沿った保育士の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 何を作っているのかを聞いて、それに合わせた材料を考えて、M君のすぐ手のとどくところに用意する。
  • Sちゃんが「先生、M君が作っているみたいなもの、どうやって作るの」と聞いてきたので、「M君にどうやって作ったか教えてもらったら、どうかしら」と答える。
  • M君と数人の子どもたちの制作をみたPちゃんが、「先生、Pも入れて」と言ってきたので、保育士がM君たちに直接、「みんなで遊ぶことが大切だから、入れてあげるように」と言う。
  • 「先生、ほら、夏休みの思い出をつくったの」とM君が作品を見せてくれたので、「素敵ね。どういう思い出をつくったのかな」と聞く。

(組み合わせ)

A B C D
1 × ×
2 ×
3 × ×
4 × ×
5 × × × ×

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問10

制作コーナーでの活動が盛り上がってきたころ、保育士は「夏の思い出を作ったんだって」と、作品をみんなに紹介した。そして、一人一人の夏の思い出を聞いたところ、プールでの遊びが楽しかったという子どもが多くいた。この場面における指導案に沿った保育士の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を× とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 「夏の思い出に、みんなでプールを作りましょう」と、みんなで一緒にする活動を保育士が決めて、プール制作ができるように、材料を人数分用意する。
  • 一人で夏の遊びの図鑑を見ているRちゃんに、「みんなで作ると楽しいよ。図鑑を片づけて、早くおいで」と、すぐ来るようにと言う。
  • 折り紙で水を作ったり、カニを描いたりしてみんなで一つのプール制作を中心に遊びが盛り上がる。給食の時間になっても、まだ遊びの続きをしたいと、子どもたちが言うので、作品はそのまま残して、給食を食べることにする。
  • 昼寝の時間になり、パジャマに着替えても、T君は布団に入らずに、プール制作の気になるところを直している。T君に昼寝の時間だと声をかけると「あと少し」というので、「それが終わったら布団に入ってね」と声をかける。

(組み合わせ)

A B C D
1 ×
2 ×
3 ×
4 × ×
5 × × ×

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問11

次の文のうち、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の(1)「養護に関わるねらい及び内容」の一部として不適切な記述を一つ選びなさい。

  • 一人一人の子どもの平常の健康状態や発育及び発達状態を的確に把握し、異常を感じる場合は、速やかに適切に対応する。
  • 清潔で安全な環境を整え、適切な援助や応答的な関わりを通して、子どもの生理的欲求を満たしていく。また、子どもの発達過程等に応じた生活リズムを作るように保護者を指導する。
  • 子どもの発達過程等に応じて、適度な運動と休息を取ることができるようにする。また、食事、排泄、睡眠、衣類の着脱、身の回りを清潔にすることなどについて、子どもが意欲的に生活できるよう適切に援助する。
  • 一人一人の子どもの生活リズム、発達過程、保育時間などに応じて、活動内容のバランスや調和を図りながら、適切な食事や休息が取れるようにする。
  • 保育士等との信頼関係を基盤に、一人一人の子どもが主体的に活動し、自発性や探索意欲などを高めるとともに、自分への自信を持つことができるよう成長の過程を見守り、適切に働きかける。

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問12

次の文のうち、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の(2)「乳児保育に関わる配慮事項」の一部として不適切な記述を一つ選びなさい。

  • 乳児は疾病への抵抗力が弱く、心身の機能の未熟さに伴う疾病の発生が多いことから、保健的な対応は看護師や嘱託医が行うこと。
  • 一人一人の子どもの生育歴の違いに留意しつつ、欲求を適切に満たし、特定の保育士が応答的に関わるように努めること。
  • 乳児保育に関わる職員間の連携や嘱託医との連携を図り、第5章(健康及び安全)に示された事項を踏まえ、適切に対応すること。
  • 保護者との信頼関係を築きながら保育を進めるとともに、保護者からの相談に応じ、保護者への支援に努めていくこと。
  • 担当の保育士が替わる場合には、子どものそれまでの経験や発達過程に留意し、職員間で協力して対応すること。

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問13

次の文は、障害のある子どもの保育の計画についての記述である。「保育所保育指針」第4章「保育の計画及び評価」のウ「障害のある子どもの保育」に照らして考えた場合、正しいものを一つ選びなさい。

  • 障害のある子どもの保育については、療育を最優先に考えて、計画する。
  • 障害のある子どもの保育は、他の子どもと一緒に行動することが難しいので、他の子どもとは別に保育するよう計画する。
  • 集団保育しているのだから、みんなと同じことを一緒にできるように障害のある子どもに合わせた保育を考え計画する。
  • 障害のある子どもの保育は、クラスの指導計画には位置付けず、別に計画する。
  • 障害のある子どもが他の子どもとの生活を通して成長していけるように、また、子どもの状況に応じて保育する観点から支援のための計画を個別に計画する。

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問14

次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
5月の園内研修の場面である。4歳児クラスでは、支度の済んだ子どもがエプロンをして、 給食準備を手伝っている。4歳児クラス担当の保育士が以下の場面を話し、 それについて職員間で話し合った。

N君は給食準備のお手伝いをしたくて「早い者勝ちだよ」と言いながら、手早く支度をし、 毎日エプロンをして給食準備のお手伝いをしている。U君も準備を手伝いたいが、 支度が遅くなってしまい、お手伝いができずにいた。それでも、早く支度を終えようと数日、 がんばるが、今日もあと一歩のところでエプロンがなくなってしまう。とうとう、目に涙 をためて立ちつくすU君。 保育士が「U君も一生懸命支度したんだけど、エプロンがなくなっ て悲しがってるよ」と言うと、N君は「だって早いもん勝ちだもん」と言う。 保育士が 「U君悲しそうだよ。涙いっぱいだね」と言うと、N君は「だって…」と、少し考えてから、 「あした、U君にお手伝いをしてもらおうか」と言う。 保育士は「いい考えだね。U君よかっ たね」と語りかけた。

【設問】
次のうち、「保育所保育指針」に照らして、この場面での保育士の対応に関する最も適切な記述を一つ選びなさい。

  • 早い者勝ちを主張するN君は自己中心的なので、保育士が「いい考えだね」と肯定するのはよくない。
  • 4歳児はきまりに敏感になる時期なので、保育士は、支度が済んだ順にエプロンをつけるというルールを確認し、U君に我慢するよう伝えるべきだった。
  • 4歳なのだから自分の気持ちをN君にきちんと言って、代わってもらうようにと、保育士がU君に言うべきだった。
  • 5月という時期を考えると、N君、U君の給食準備を手伝いたいという気持ちを受けとめることが大切なので、この対応でよい。
  • 子ども同士で考えるとこのようなトラブルが発生するので、保育士が当番を決めるのがよい。

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問15

次の文は、保育所での保護者との連携についての取り組みである。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 送迎の際に、保護者の気持ちを受け止めて、声をかける。
  • 保護者の養育力の向上のために、送迎の際に、保護者に保育の行動見本を示す。
  • 保護者の養育力の向上のために、保護者会で、各家庭の養育方法を評価する。
  • 親子の愛着関係を深めるために、保護者会で精神科医による家族療法を行なう。
  • 保護者の苦情に対しては、その通りに対応する。

(組み合わせ)

A B C D E
1 × ×
2 × × ×
3 × ×
4 × × × ×
5 × × × ×

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問16

次の文のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」の4「保育所の社会的責任」の一部として正しいものを一つ選びなさい。

  • 保育所は、子どもの人権に十分配慮するとともに、家庭の状況を最優先して保育を行わなければならない。
  • 保育所は、子どもの発達や経験の個人差等に留意しながら、環境を醸成するよう努めなければならない。
  • 保育所は、入所する子ども等の個人情報を適切に取り扱うとともに、保護者の要望などに対し、それを受け容れるよう努めなければならない。
  • 保育所は、地域社会との交流や連携を図り、保護者や地域社会に、当該保育所が行う保育の内容を適切に説明するよう努めなければならない。
  • 保育所は、地域の子育て支援拠点として、地域で子育て中の親子の相互交流を図らなければならない。

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問17

次の文のうち、「児童福祉法」に規定された事業等の内容として不適切な記述を一つ選びなさい。

  • 放課後児童健全育成事業は、小学校に就学している12 歳未満のすべての児童を対象に、授業の終了後に小学校の余裕教室等を活用して、学習や様々な体験活動を行い、その健全な育成を図るものである。
  • 地域子育て支援拠点事業は、乳幼児とその保護者が相互の交流を行う場所を開設し、子育てについての相談、情報の提供、助言その他の援助を行うものである。
  • 一時預かり事業は、家庭において保育を受けることが一時的に困難となった乳幼児を対象に、主として昼間、保育所その他の場所において、一時的に預かり、必要な保護を行うものである。
  • 家庭的保育事業は、市町村が「児童福祉法」第24 条第1項に規定する児童に該当すると認める乳幼児を対象に、家庭的保育者が居宅その他の場所において、保育を行うものである。
  • 家庭的保育者とは、市町村長(特別区の区長を含む)が行う研修を修了した保育士その他の厚生労働省令で定める者であって、乳幼児の保育を行う者として市町村長が適当と認めるものをいう。

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問18

次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
H君(3歳)の母親は日頃、子どものことを優先し、生活リズムを大切にしている。  7月のある水曜日、H君の連絡帳に、母親が次のような内容を書いてきた。

昨夜、父親が1週間ぶりに出張から帰ってきたため、小学1年生の兄と家族4人で一緒 に外食に出かけた。とても楽しく、H君は帰宅後も興奮してはしゃぎ、11 時過ぎまで眠 れなかった。寝不足なので、心配である。

【設問】
保育士の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を× とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • H君が保育所でも昨夜の様子を話していたことを母親に伝え、家族がそろってうれしかった気持ちに共感する。
  • H君は寝不足の様子で、いつもは大好きな色水づくりに関心を示さなかったが、午睡を十分にとった後は、元気だったことを伝えて、母親に安心してもらう。
  • 兄も寝不足で、学習に集中できなかったに違いないと心配して、小学校に電話をかけて様子を聞く。
  • 日頃は子どもの生活リズムを大切にしていること、昨日は特別な日だったことを確認して、母の努力をねぎらう。
A B C D
1 ×
2 ×
3 × ×
4 × × ×
5 × × ×

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問19

次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
3~5歳児の活動に使うために、段ボール・プラスチック・ペットボトル・カンなど、様々 な素材を用意することになった。これについて保育士がミーティングを行った際に、保護 者にも協力してもらおうという話になり、家庭にある素材を持ってきてほしいという内容 の掲示を出すことになった。

【設問】
掲示の内容として、適切な記述を○、不適切な記述を× とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 子どもたちが、どのような活動に関心を持っているかを、具体的に書く。
  • 家庭にある素材について、子どもと保護者で話をしてほしいことを書く。
  • 持ってこない家庭の子どもは、活動に参加させないことを書く。
  • 洗って持ってきて欲しいことや、危険な素材など、具体的な注意を書く。

(組み合わせ)

A B C D
1 ×
2 × ×
3 × × ×
4 ×
5 × × ×

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問20

次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
Jちゃん(4歳)は母子家庭であり、母親と2人で生活している。ある日、お迎えにき た母親が声をかけても、Jちゃんは母親の顔をちらりと見たが、そのまま友達との鬼ごっ こに夢中で、帰ろうとしない。4歳児クラス担当の保育士が、「Jちゃんは、今、この遊 びがとても好きなんですよ。5歳児の遊びにも入れてもらい、一緒に楽しんでいます」と 話しかけると、母親は「私は子どものしつけができないだめな母親なんです。この先、一 人でこの子を育てていくことができるのでしょうか。この頃、とても不安になります。先 生、私はどうしたらいいんでしょうか」と言いながら、泣き出した。

【設問】
保育士が、この段階でまず第一に行う対応として、最も適切な記述を一つ選びなさい。

  • 父親の分も、母親はもっと強くならなくてはいけないと、指導する。
  • 保育士がJちゃんの遊びをやめさせて、すぐに母親と帰らせる。
  • 保育所の役割を超えているので、保育士が、すぐに児童相談所に電話をし、母親の相談に応じてくれるよう依頼する。
  • 母親の気持ちを確認し、子どもたちの様子をみている保育士に一声かけてから、別室で母親が自分の気持ちを話すことができるよう配慮する。
  • 母親一人での子育ては無理なので、児童養護施設に子どもを入所させるよう母親を説得する。

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