保育士試験|過去問題
平成29年「保育原理(前期)」
-
平成29年度前期
保育士試験
登録日:2017/07/11
過去問題【保育原理(前期)】
問1
次の文は、「保育所保育指針」第 1 章「総則」3「保育の原理」の一部である。 【Ⅰ群】の項目名と【Ⅱ群】の記述を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- 保育の目標
- 保育の方法
- 保育の環境
【Ⅱ群】
- ア 保育室は、温かな親しみとくつろぎの場となるとともに、生き生きと活動できる場となるように配慮すること。
- イ 保育所は、入所する子どもの保護者に対し、その意向を受け止め、子どもと保護者の 安定した関係に配慮し、保育所の特性や保育士等の専門性を生かして、その援助に当たらなければならない。
- ウ 保育所は、子どもの人権に十分配慮するとともに、子ども一人一人の人格を尊重して保育を行わなければならない。
- エ 子どもの発達について理解し、一人一人の発達過程に応じて保育すること。その際、子どもの個人差に十分配慮すること。
(組み合わせ)
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | ア | イ | エ |
2 | イ | ウ | エ |
3 | イ | エ | ア |
4 | ウ | ア | イ |
5 | ウ | エ | ア |
回答を見る
回答を閉じる
3
解説を見る
問2
次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」の(2)「保育の方法」の一部である。 ( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 一人一人の子どもの状況や家庭及び地域社会での生活の実態を把握するとともに、 子どもが( A )を持って活動できるよう、子どもの主体としての( B )を受け止めること。
- 一人一人の保護者の状況やその( C )を理解、受容し、それぞれの親子関係や家庭生活等に配慮しながら、様々な機会をとらえ、適切に援助すること。
(組み合わせ)
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 安定感と充実感 | 意欲や態度 | 意向 |
2 | 安心感と充実感 | 意欲や態度 | 要望 |
3 | 安定感と信頼感 | 思いや願い | 意向 |
4 | 安心感と信頼感 | 思いや願い | 意向 |
5 | 安定感と信頼感 | 意欲や態度 | 要望 |
回答を見る
回答を閉じる
4
解説を見る
問3
次の【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の法令等を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- 1899(明治 32)年、文部省令として公布され、幼稚園の保育目的、編成、保育内容 などに関して国として最初の基準を定めた。
- 1926(大正 15)年、わが国で最初の幼稚園に関する単独の勅令として公布された。
- 1948(昭和 23)年に文部省から出された幼児教育の手引書で、幼稚園のみならず保育所や子どもを育てる母親を対象とする幅広い手引書となった。
- 1951(昭和 26)年5月5日、日本国憲法の精神にしたがい、児童に対する正しい観念を確立し、すべての児童の幸福をはかるために制定された。
【Ⅱ群】
- ア 児童憲章
- イ 保育要領
- ウ 幼稚園保育及設備規程
- エ 幼稚園令
- オ 児童福祉法
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | ア | ウ | エ | オ |
2 | イ | ウ | エ | ア |
3 | ウ | ア | エ | イ |
4 | ウ | エ | イ | ア |
5 | エ | ウ | イ | オ |
回答を見る
回答を閉じる
4
解説を見る
問4
次の出来事を年代の古い順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 保育所保育指針の告示
- 認定こども園制度の発足
- 児童福祉法の改正による保育士資格の法定化
(組み合わせ)
1 | A→B→C |
---|---|
2 | A→C→B |
3 | B→A→C |
4 | C→A→B |
5 | C→B→A |
回答を見る
回答を閉じる
5
解説を見る
問5
次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」の(1)「保育の目標」の一部である。 ( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
( A )の中で、言葉への興味や関心を育て、話したり、聞いたり、相手の話を ( B )しようとするなど、言葉の( C )を養うこと。
(組み合わせ)
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 遊び | 受容 | 表現力 |
2 | 生活 | 理解 | 豊かさ |
3 | 生活 | 受容 | 表現力 |
4 | 遊び | 受容 | 豊かさ |
5 | 生活 | 理解 | 表現力 |
回答を見る
回答を閉じる
2
解説を見る
問6
次の【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の人名を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- 静岡県出身の心理学者で、児童文化に深い理解と関心を示し、1922(大正 11)年に 創刊された『コドモノクニ』では編集顧問をつとめ、『キンダーブック』の 1927(昭和2) 年の創刊と編集にも関わった。
- 広島県出身の小説家・児童文学作家で、1918(大正7)年に雑誌『赤い鳥』を創刊す るなどして、児童自由詩、児童自由画の運動を推進した。
- 岩手県出身の詩人・児童文学作家で、1924(大正 13)年に詩集『春と修羅』、童話集 『注文の多い料理店』を刊行したほか、稲作に関する著作も執筆した。
【Ⅱ群】
- 倉橋惣三
- 鈴木三重吉
- 北原白秋
- 宮沢賢治
(組み合わせ)
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | ア | イ | エ |
2 | ア | ウ | エ |
3 | イ | ウ | ア |
4 | ウ | ア | イ |
5 | ウ | エ | ア |
回答を見る
回答を閉じる
1
解説を見る
問7
次の【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の人名を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- クラリエベック(旧オーストリア)出身の哲学者で、人間の真の姿を認識しようとす る学問として、人智学を打ち立てた。1919 年、ドイツのシュトゥットガルトで自由ヴァ ルドルフ学校を設立した。
- イタリアの思想家・実践家として、「子どもの家」を開設し、知的障害分野での実践 を健常児に適用する実践を行った。興味のある対象に自発的に没頭するという子どもの 特性に注目し、その現象を集中現象と名付けた。
- 著書である『隠者の夕暮』(1780 年)は、「玉座の上にあっても木の葉の屋根の蔭に 住まっても同じ人間」という書き出しで始まり、ヒューマニズムに満ちた人間観が描かれている。
- 心の発達を社会との関係において理論化し、一生を8つの段階に分けて、それぞれの 時期における中心的な発達課題を示し、それが達成されないときには心理・社会的な危機があると説いた。
【Ⅱ群】
- ア エリクソン(Erikson, E.H.)
- イ ペスタロッチ(Pestalozzi, J.H.)
- ウ モンテッソーリ(Montessori, M.)
- エ シュタイナー(Steiner, R.)
- オ フレーベル(FrÖbel, F.W.)
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | ア | イ | ウ | エ |
2 | イ | ウ | オ | ア |
3 | エ | ウ | イ | ア |
4 | エ | オ | イ | ウ |
5 | オ | エ | ア | ウ |
回答を見る
回答を閉じる
3
解説を見る
問8
次の文は、「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」の1「乳幼児期の発達の特性」の一部である。 ( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 子どもは、大人によって生命を守られ、愛され、信頼されることにより、( A )が 安定するとともに、人への信頼感が育つ。そして、身近な環境(人、自然、事物、出来事など)に 興味や関心を持ち、自発的に働きかけるなど、次第に( B )が芽生える。
- 子どもは、大人との( C )を基にして、子ども同士の関係を持つようになる。 この相互の関わりを通じて、身体的な発達及び知的な発達とともに、情緒的、社会的及び道徳的な発達が促される。
(組み合わせ)
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 感情 | 自主性 | 愛着関係 |
2 | 情緒 | 自我 | 信頼関係 |
3 | 情緒 | 自我 | 愛着関係 |
4 | 情緒 | 自主性 | 愛着関係 |
5 | 感情 | 自我 | 信頼関係 |
回答を見る
回答を閉じる
2
解説を見る
問9
次の保育所での3歳児クラス(9月)の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Sちゃんは一週間前に入所したばかりの男児である。廊下を走ったり、遊戯室に行った りと、一人であちこちを走り回る状態が続いている。ある日の登所後、それぞれが好きな 遊びをしているときに、Sちゃんは、広告の紙で作った棒をへびのように動かしながら他 児の顔に近づけたり振りまわしたりしていて、まわりの子どもたちから迷惑そうな顔をさ れている。担当保育士に「Sちゃん」と声をかけられるとやめるが、同じように紙の棒を 持った子を見つけるとまた棒を持って追いかけている。
【設問】
Sちゃんに対する担当保育士のその後の対応として、「保育所保育指針」第3章「保育 の内容」の2「保育の実施上の配慮事項」に照らし、適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 紙の棒を持って他児を追いかけるのはいけないことだと言い、棒では遊ばせないようにする。
- Sちゃんの他児と遊びたい気持ちを汲んで、保育士が仲立ちとなり他児との遊びに誘う。
- 友達同士の人間関係が早くできるように、Sちゃんには自分から進んで他児に声をかけるように伝え、保育士は様子を見守る。
- 身支度など様々な生活の場面で機会を見つけ、保育士との一対一の関わりを大切にする。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | × | ○ | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | × | ○ |
回答を見る
回答を閉じる
4
解説を見る
問10
次の文は、保育士を目指して学んでいる5人が、保育の環境について述べた意見である。 A~Eを「保育所保育指針」第1章「総則」の(3)「保育の環境」の記述に 照らし、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 保育所の保育の基本は、環境を通して行うことであるため、遊具や玩具、生活の道具 を計画的に整えることが保育士の仕事で、人や物、場などの相互の関連は視野に入れない。
- 保育所の保育の環境には、保育士等や子どもなどの人的環境や、自然や社会の事象も 含まれる。
- 保育所の保健的環境や安全の確保は、乳児にも幼児にも必要である。
- 保育士は子ども自らが環境に関わり、自発的に活動し、様々な経験を積んでいけるよ うにするために、計画的な環境の構成は控えるようにする。
- 子ども自らが周囲の子どもや大人と関わっていくことができる環境を整えることは、 人と関わる力を育てるために必要である。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
---|---|---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | × | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | × | ○ |
3 | × | ○ | ○ | × | ○ |
4 | × | × | ○ | ○ | × |
5 | × | × | ○ | × | ○ |
回答を見る
回答を閉じる
3
解説を見る
問11
次の文のうち、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の(3)「3歳未満児の 保育に関わる配慮事項」の一部として適切な記述を○、 不適切な記述を×とした場合 の正しい組み合わせを一つ選びなさい
- 特に感染症にかかりやすい時期であるので、体の状態、機嫌、食欲などの日常の状態 の観察を十分に行うとともに、適切な判断に基づく保健的な対応を心がけること。
- 探索活動が十分できるように、事故防止に努めながら活動しやすい環境を整え、主に 指先を使う細かな遊びを取り入れること。
- 子どもの自我の育ちを見守り、その気持ちを受け止めるために、保育士との一対一の 関わりのみを重要視すること。
- 情緒の安定を図りながら、子どもの自発的な活動を促していくこと。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | × | × | ○ |
3 | ○ | × | × | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
回答を見る
回答を閉じる
2
解説を見る
問12
次の文は、「保育所保育指針」第4章「保育の計画及び評価」の(2)「指導計画」 の一部である。 ( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選 びなさい。
- 施設長、保育士などすべての職員による適切な役割分担と( A )を整えること。
- 子どもが行う具体的な活動は、生活の中で様々に変化することに留意して、子どもが 望ましい方向に向かって( B )活動を展開できるよう必要な援助を行うこと。
- 保育士等は、子どもの( C )や子どもを取り巻く状況の変化などに即して保育の 過程を( D )とともに、 これらを踏まえ、指導計画に基づく保育の内容の( E ) を行い、改善を図ること
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 協力体制 | 自由に | 実態 | 振り返る | 評価 |
2 | 勤務形態 | 自ら | 実態 | 記録する | 評価 |
3 | 協力体制 | 自由に | 個性 | 振り返る | 見直し |
4 | 勤務形態 | 自ら | 個性 | 記録する | 評価 |
5 | 協力体制 | 自ら | 実態 | 記録する | 見直し |
回答を見る
回答を閉じる
5
解説を見る
問13
次の保育所での2歳児クラス(10月)の衣服の着脱場面の【事例】を読んで、【設問】 に答えなさい。
【事例】
子どもたちがTシャツの前と後ろを保育士に「どっち?」と聞き、「首が大きく開いて いる方が前だよ」と教えてもらって自分で着るなど、身辺自立に意欲的な姿が見られる。 テーブルの上でTシャツを広げて前を確認してから着る姿、前と後ろが逆になったときに は直そうと頑張る姿も見られる。一方で、保育士に「やって」と甘えてくる子どももいる。
【設問】
保育士の子どもたちへの対応として、「保育所保育指針」第1章「総則」の(2)「保育 の方法」、第2章「子どもの発達」、第3章「保育の内容」の2「保育の実施上の配慮事項」 に照らし、 適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選 びなさい。
- 服を着る、帽子を被る、などは自分でできる年齢であるから、子どもが「やって」と 甘えてきても一切手伝わない
- Tシャツが首に引っかかって脱げないときなどは、子どもの意欲を認めながら手伝う。
- 着替えが遅い子どもは、次の活動に支障がでないように、保育士が着脱のすべてを行う。
- 「上手に着られたね」「自分でできたね」などの言葉をかけて、自分でできたことを子 どもと一緒に喜ぶ。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | × |
3 | × | ○ | × | ○ |
4 | × | × | ○ | ○ |
5 | × | × | × | ○ |
回答を見る
回答を閉じる
3
解説を見る
問14
次の文のうち、「保育所保育指針」第4章「保育の計画及び評価」の(3)「指導 計画の作成上、特に留意すべき事項」の一部として不適切な記述を一つ選びなさい。
- 異年齢で構成される組やグループでの保育においては、一人一人の子どもの生活や経 験、発達過程などを把握し、適切な援助や環境構成ができるよう配慮すること。
- 障害のある子どもの保育の展開に当たっては、職員の連携体制の中で個別の関わりを 行いながら、指導計画通りに進めること。
- 長時間にわたる保育については、子どもの発達過程、生活のリズム及び心身の状態に 十分配慮して、保育の内容や方法、職員の協力体制、家庭との連携などを指導計画に位 置付けること。
- 子どもに関する情報共有に関して、保育所に入所している子どもの就学に際し、市町 村の支援の下に、子どもの育ちを支えるための資料が保育所から小学校へ送付されるよ うにすること。
- 障害のある子どもの保育については、一人一人の子どもの発達過程や障害の状態を把 握し、適切な環境の下で、障害のある子どもが他の子どもとの生活を通して共に成長で きるよう、指導計画の中に位置付けること。
回答を見る
回答を閉じる
2
解説を見る
問15
次の文のうち、「全国保育士会倫理綱領」の内容として不適切な記述を一つ選びな さい。
- 子どもの最善の利益の尊重に関して記述されている。
- プライバシーの保護に関して記述されている。
- チームワークと自己評価に関して記述されている。
- 社会的養護に関して記述されている。
- 専門職としての責務に関して記述されている。
回答を見る
回答を閉じる
4
解説を見る
問16
次のA~Dは保育所の園だよりに紹介された各年齢クラスの子どもの姿である。 年齢の低い順に並べた場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
- ままごとコーナーのガス台に鍋をのせ、料理を作って「はい、どーぞ」と鍋のまま テーブルに出す。保育士が「お皿にいれてね」と伝えると、「いいよー」と盛り付ける。 保育士が食べ終わってお皿を返すと、流しでスポンジを使い、ゴシゴシとお皿を洗うま ねをする。
- みんなで意見を出し合って当番活動を始める。ペアになった二人組で助け合いながら 頑張る姿が見られる。 氷鬼で走り回ったり、ドッジボールで思い切りボールを投げたり、 一人縄跳びに挑戦したりしている。
- 保育士の押すベビーカーに乗って園庭を散歩したり、ゴザの上に座ったり、靴を履か せてもらい、保育士と手をつないで歩いたりしている。 周囲に興味を示し、遊んでいる 他の子たちの姿を目で追ったり、葉や砂に触れて「何かな?」という表情をする。
- 着替えが一人でできるようになり、はりきって自分で服を脱いだり着たり、たたんだ りする。引き出しから服を出して、「どれにしようかな」「これすきなんだ」と お気に入りの服を選んで着替える。脱いだ服を汚れもの袋にしまうのも自分で頑張っている。
(組み合わせ)
1 | A→C→D→B |
---|---|
2 | A→D→C→B |
3 | C→A→B→D |
4 | C→A→D→B |
5 | D→C→B→A |
回答を見る
回答を閉じる
4
解説を見る
問17
次の保育所での0歳児クラス(9月)の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Nちゃん(10か月)は活発で、ハイハイやつたい歩きであちこちへ行きたがる。ある とき、転んだはずみにすり傷を負った。担当保育士はNちゃんの保護者にお詫びを伝えた ところ、 Nちゃんの保護者は、これ以上Nちゃんにけがをさせないよう、保育士のそばに おき、目を離さないことを強く求めてきた。
【設問】
その後の対応として、「保育所保育指針」第5章「健康及び安全」、第6章「保護者に対 する支援」に照らし、 適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わ せを一つ選びなさい。
- 保護者の意向に沿って、Nちゃんがやりたいことであっても、けがにつながりそうな ことは一切させないと担当保育士が保護者に伝える。
- 担当保育士が、保護者から家庭での様子を聞いて保護者の思いを十分に受け止める。
- 保育室の環境の見直しや改善を行っていくことについて保育士間で話し合う。
- 保護者会などで、子どもの発達特性と保育所で起こりやすいけがとの関わりについて 施設長が伝える。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | ○ | ○ | × |
回答を見る
回答を閉じる
4
解説を見る
問18
次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Tちゃん(4歳)は、保育士への甘えが強く、保育所では同じクラスの子どもにやきもちを焼いてすねたり、年下の子どもへの乱暴が目立つ。保護者面談で、担当保育士と母親 が話をした際に、両親ともにしつけに厳しく、Tちゃんが指示に従わないと叱りつけるこ とから、Tちゃんは家庭ではおとなしく両親の指示に従っている様子が母親の話からうか がわれた。 担当保育士は、家庭での姿とは違う保育所でのTちゃんの様子を母親に話したが、母親は「家庭では困っておらず問題はない」と担当保育士に答えた。
【設問】
保護者面談後の保育所の対応として、「保育所保育指針」第6章「保護者に対する支援」 に照らし、適切な記述を○、 不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選 びなさい。
- 「両親が威圧的なので、保育所では気持ちを発散するためトラブルが多くなっている と思います」と施設長から母親に伝えてもらう。
- 保育所の職員全体で、保護者の子育てへの考え方について情報共有するが、Tちゃん への対応の方針や方法については担当保育士に任せる。
- 担当保育士から「Tちゃんのことで困ったり心配なことがあったらいつでも話しに来 てください」と母親に伝える。
- Tちゃんの家庭の問題なので、保育所としては特に対応しない。
- 保護者が参加できる行事の際には、Tちゃんの保護者に参加してもらうよう促す。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
---|---|---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | × | × | ○ | × |
3 | × | ○ | ○ | × | ○ |
4 | × | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | × | × |
回答を見る
回答を閉じる
4
解説を見る
問19
次の文は、ヘッド・スタート・プログラムに関する記述である。不適切な記述を 一つ選びなさい。
- アメリカのリンドン・ジョンソン(Johnson, L.B.)大統領によって、1965年から展開 された保育施策である。
- 貧困家庭の幼児の保育に対して、特別な支援を提供することで、子どもの学校や社会 への適応力を高めることをめざす保育施策である。
- 子どもの小学校入学後の学習効果を促進させることを意図する補償教育プログラムで ある。
- ヘッド・スタート・プログラムの目標には、子どもの健やかな成長のみならず、保護 者を支援し、家庭の教育機能を高めることも含まれている。
- ヘッド・スタート・プログラムのための補助金を交付されている保育施設は、それぞ れ独自のプログラムにより、子どもが学校や社会で成功するチャンスを高めるための訓 練を実施している。
回答を見る
回答を閉じる
5
解説を見る
問20
次の文は、わが国の保育行政に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記 述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和23年厚生省令第63号)第36条 では、 「保育所の長は、常に入所している乳幼児の保護者と密接な連絡をとり、保育の 内容等につき、その保護者の理解及び協力を得るよう努めなければならない」とされて いる。
- 保育士資格について、「保育士でない者は、保育士又はこれに紛らわしい名称を使用 してはならない」とされており、 これは名称独占資格と呼ばれている。
- 「保育所保育指針」に用いられている「子どもの最善の利益」は、1989(平成元)年 に国連で採択され、 日本政府が1994(平成6)年に批准した「児童の権利に関する条約」 の理念に基づいている。
- 「児童福祉法」においては、「児童福祉施設の職員は、常に自己研鑽に励み、法に定め るそれぞれの施設の目的を達成するために 必要な知識及び技能の修得、維持及び向上に 努めなければならない」とされている。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | ○ | ○ |
2 | ○ | ○ | ○ | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | × | × | ○ |
回答を見る
回答を閉じる
2
解説を見る
【保育原理の過去問】他年度の試験問題
- 保育原理 平成30年度/前
- 保育原理 平成29年度/後
- 保育原理 平成29年度/前
- 保育原理 平成28年度/後
- 保育原理 平成28年度/前
- 保育原理 平成27年度
- 保育原理 平成26年度
- 保育原理 平成25年度
保育士試験「保育原理」については上記年度出題の過去問を掲載中です。
その他の年度については順次公開予定ですので、もう少しの間お待ち下さいませ。
各年度ごとの全科目一覧ページ → 保育士試験の過去問題
※解説内容については出来る限りの精査は実施しておりますが、 その精度については100%担保することが難しいため、悪しからずご了承の上でご利用いただけますと幸いです。