保育士試験|過去問題
平成25年「教育原理」
-
平成25年度
保育士試験
登録日:2014/11/06
過去問題【教育原理】
問1
次の文は、「日本国憲法」第26条の一部である。( A )・( B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
すべて国民は、法律の定めるところにより、その( A )に応じて、ひとしく教育を受ける( B )を有する。
(組み合わせ)
A | B | |
---|---|---|
1 | 能力 | 機会 |
2 | 能力 | 権利 |
3 | 能力 | 義務 |
4 | 適正 | 機会 |
5 | 適正 | 権利 |
回答を見る
回答を閉じる
2
解説を見る
問2
次の文のうち、「幼稚園教育要領」第1章「総則」の第1「幼稚園教育の基本」の記述として正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 教師は、幼児一人一人の活動の場面に応じて、様々な役割を果たし、その活動を豊かにしなければならない。
- 教師は、幼児と人やものとのかかわりが重要であることを踏まえ、物的・空間的環境を構成しなければならない。
- 幼稚園教育は環境を通して行うものであることを基本とし、教師が幼児に直接教えることはない。
- 遊びは自発的な活動であるため、教師は、幼児一人一人の様子を見守り、幼児が自発的に遊び始めるのを気長に待つ。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | × |
3 | ○ | × | × | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | ○ | × | × |
回答を見る
回答を閉じる
2
解説を見る
問3
次の文は、ヘルバルト(Herbart, J.F.)に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
- 彼によれば、教育の目的は倫理学によって示され、教育の方法は心理学によって示される。
- 彼は、教育の究極的な目的は、道徳的品性の陶冶にあると考えた。
- 彼は、「生活が陶冶する」という有名な言葉を残した。
- 彼は、教授において、子どもに多方面への興味を喚起することの重要性を説いた。
- 彼は、著書『一般教育学』のなかで、「明瞭・連合・系統・方法」という段階の教授段階説を唱えた。
回答を見る
回答を閉じる
3
解説を見る
問4
次の文の著者として正しいものを一つ選びなさい。
敏感期というのは、発育のうちにすなわち生き物の幼児期にあらわれる特別敏感な状態 のことであります。それは一時的のもので、その生物に一定の能力を獲得させるのに役だ つだけです。それが済めば、その敏感な状態は消えます。それでどの特性も、一つの衝動 に基づく限られた短期間に発達します。成長とは受け継いだ生まれついた無計画な発育の ことではなく、周期的にあらわれる本能によって細心に指導される内面的な努力の結果で あります。そういう本能が、発育のある段階に、その生き物に精力の消費を強制します。 その精力の使い方は、おとなになった人のものとははっきり区別されます。
- ペスタロッチ(Pestalozzi, J.H.)
- ロック(Locke, J.)
- フレーベル(Frobel, F.W.)
- モンテッソーリ(Montessori, M.)
- ルソー(Rousseau, J.-J.)
回答を見る
回答を閉じる
4
解説を見る
問5
次の【Ⅰ群】の業績と【Ⅱ群】の人物とを結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- 京都に綜芸種智院を創設した。当時の社会では教育機関は主に貴族階級を対象として 開かれているという現実を打破するために、貴僧俗の区別なく、民衆にも門戸を開いた。 そこでは広範な知識を獲得する「綜芸」を通して、自己を取り巻く世界を完全に把握す ることを意味する「種智」の実現に至る道程を示した。
- 「知行合一」を唱え、わが国における陽明学の祖とされる。主著『翁問答』では、孝 を道徳の根本とし、幼少期からの教育の徳教を重視するとともに、父母の役割に期待し た。多くの人々に尊敬され、「近江聖人」とも言われた。
【Ⅱ群】
- ア 聖徳太子
- イ 空海
- ウ 林羅山
- エ 中江藤樹
- オ 貝原益軒
(組み合わせ)
A | B | |
---|---|---|
1 | ア | エ |
2 | ア | オ |
3 | イ | ウ |
4 | イ | エ |
5 | イ | オ |
回答を見る
回答を閉じる
4
解説を見る
問6
次の記述にあてはまる人物として、正しいものを一つ選びなさい。
アメリカの教育心理学者で、評価論の研究者。完全習得学習(マスタリー・ラーニン グ)を提唱した。彼は、これまでの教育が、生徒の分の程度の者しか十分な理解がで きないということを前提に行われてきたことを批判した。そして、個々の生徒の学習状況 を把握し、適切な指導を行うために診断的評価、形成的評価、総括的評価を提唱した。こ れらつの評価を適切に行い、学習条件を整備すれば、大多数の児童生徒にとって完全習 得学習は可能であると考えた。
- デューイ(Dewey, J.)
- スキナー(Skinner, B.F.)
- ブルーム(Bloom, B.S.)
- エリクソン(Erikson, E.H.)
- ハッチンス(Hutchins, R.M.)
回答を見る
回答を閉じる
3
解説を見る
問7
次の文の( )にあてはまる語句として、最も適切なものを一つ選びなさい。
( )とは、児童生徒の学習記録や作品、感想などを時間の経過に沿ってファイル などに整理保管して評価に利用する方法であり、個人内評価の一つである。この整理保管 などを児童生徒が行うことで評価に参加させ、自らの学習の到達や課題を客観的にとらえ させることにより、学習意欲を高め自発的に学習を進めていくことにつながる。
- プロジェクト・メソッド
- 開発教授
- ポートフォリオ評価
- 発見学習
- 正統的周辺参加
回答を見る
回答を閉じる
3
解説を見る
問8
次の【Ⅰ群】の人物と【Ⅱ群】の記述を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- ベル(Bell, A.)
- キルパトリック(Kilpatrick, W.H.)
- ブルーナー(Bruner, J.S.)
【Ⅱ群】
- ア 「どの教科でも、知的性格をそのまま保って、発達のどの段階の子どもにも効果的に教えることができる」という仮説を提示した。
- イ 生徒集団の中から優秀な生徒を助教として任用し、助教が教師の指示を他の生徒に伝えるという方法をとり、多数の生徒を一律・効率的に教育することを可能にした。
- ウ 子どもたちが自ら価値あると感じる課題を設定し、それをプロジェクトとして、目的→計画→遂行→判断・評価という段階を経て自主的に問題解決に取り組む学習の方法を提唱した。
(組み合わせ)
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | ア | ウ | イ |
2 | イ | ア | ウ |
3 | イ | ウ | ア |
4 | ウ | ア | イ |
5 | ウ | イ | ア |
回答を見る
回答を閉じる
3
解説を見る
問9
次の文は、中央教育審議会答申「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」(平成23年1月31日)の一部である。( )にあてはまる語句として正しいものを一つ選びなさい。
キャリア教育は、キャリアが子ども・若者の発達の段階やその発達課題の達成と深くか かわりながら段階を追って発達していくことを踏まえ、( )から高等教育に至るま で体系的に進めることが必要である。その中心として、後述する「基礎的・汎用的能力」 を、子どもたちに確実に育成していくことが求められる。また、社会・職業との関連を重 視し、実践的・体験的な活動を充実していくことが必要である。
- 幼児期の教育
- 初等教育
- 中等教育
- 中学校の進路指導の段階
- 高等学校の進路指導の段階
回答を見る
回答を閉じる
1
解説を見る
問10
次の文は、「特別支援教育の推進について」(平成19年4月1日文部科学省初等中等教育局長通知)に示された「特別支援教育の理念」である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
特別支援教育は、障害のある幼児児童生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取組を支
援するという視点に立ち、幼児児童生徒一人一人の( A )を把握し、その持てる力を
高め、生活や学習上の困難を改善又は克服するため、適切な指導及び必要な支援を行うも
のである。
また、特別支援教育は、これまでの特殊教育の対象の障害だけでなく、知的な遅れのな
い( B )障害も含めて、特別な支援を必要とする幼児児童生徒が在籍する全ての学校
において実施されるものである。
さらに、特別支援教育は、障害のある幼児児童生徒への教育にとどまらず、障害の有無
やその他の個々の違いを認識しつつ様々な人々が生き生きと活躍できる( C )の形成
の基礎となるものであり、我が国の現在及び将来の社会にとって重要な意味を持っている。
(組み合わせ)
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 教育的ニーズ | 身体 | 共生社会 |
2 | 教育的ニーズ | 発達 | 職場環境 |
3 | 教育的ニーズ | 発達 | 共生社会 |
4 | 障害の程度 | 身体 | 職場環境 |
5 | 障害の程度 | 発達 | 職場環境 |
回答を見る
回答を閉じる
3
解説を見る
【教育原理の過去問】他年度の試験問題
- 教育原理 平成30年度/前
- 教育原理 平成29年度/後
- 教育原理 平成29年度/前
- 教育原理 平成28年度/後
- 教育原理 平成28年度/前
- 教育原理 平成27年度
- 教育原理 平成26年度
- 教育原理 平成25年度
保育士試験「教育原理」については上記年度出題の過去問を掲載中です。
その他の年度については順次公開予定ですので、もう少しの間お待ち下さいませ。
各年度ごとの全科目一覧ページ → 保育士試験の過去問題
※解説内容については出来る限りの精査は実施しておりますが、 その精度については100%担保することが難しいため、悪しからずご了承の上でご利用いただけますと幸いです。