保育士試験|過去問題
平成29年「教育原理(後期)」
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平成29年度後期
保育士試験
登録日:2018/08/20
過去問題【教育原理(後期)】
問1
次の文は、「日本国憲法」第26 条の一部である。( A )・( B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる( A )を負ふ。義務教育は、これを( B )とする。
(組み合わせ)
A | B | |
---|---|---|
1 | 責任 | 保護者負担 |
2 | 責任 | 無償 |
3 | 義務 | 有償 |
4 | 義務 | 無償 |
5 | 義務 | 保護者負担 |
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4
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問2
次の文のうち、「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律」の一部として正しいものを○、誤ったものを× とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 幼保連携型認定こども園に入園することのできる者は、満3歳以上の子どものみとする。
- 幼保連携型認定こども園には、養護教諭を置かなければならない。
- 幼保連携型認定こども園は、国、地方公共団体、学校法人及び社会福祉法人のみが設置することができる。
(組み合わせ)
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | × |
2 | ○ | × | ○ |
3 | × | ○ | ○ |
4 | × | × | ○ |
5 | × | × | × |
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問3
次の【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の人名を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- イタリア初の女性医学博士。子どもは自ら発達する力を持っている、という考えに基づき、幼児期には精神的発達の基礎として「感覚の訓練」が特に重要である、との観点から教具を開発した。
- ドイツの教育者。神と自然と人間を貫く神的統一の理念に基づき、「自己活動」と「労作」の原理を中心とした教育の理論を展開した。生まれたばかりの子どもでもあらゆる能力を本来自分の内にもっている、という思想のもとに恩物を開発した。
【Ⅱ群】
- ア. フレーベル(Frӧbel, F.W.)
- イ. モンテッソーリ(Montessori, M.)
- ウ. ペスタロッチ(Pestalozzi, J.H.)
(組み合わせ)
A | B | |
---|---|---|
1 | ア | イ |
2 | ア | ウ |
3 | イ | ア |
4 | イ | ウ |
5 | ウ | ア |
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3
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問4
次の文の著者として、正しいものを一つ選びなさい。
自分の生活に或系統をつけた時に、生活興味が起つて来ると云ふ大きな問題であります。其の意味からしまして、幼児をして断片の生活を或中心へ結び付けさせて行く事が出来るならば、幼児の興味を深からしめ、又幼児の生活を、一層生活として発展させて行く事が出来ます。すなはち此所に誘導の問題が起つて来るのであります。指導だけならば「ああそれかい。それを斯うしようとするのかい。ブランコを漕ぎ度いのかい。絵が書き度いのかい。」と言つてその時その子を指導して居ればいゝのですが、誘導はそれ以上のことです。
- 鈴木三重吉
- 城戸幡太郎
- 橋詰良一
- 倉橋惣三
- 福沢諭吉
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4
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問5
次の文のうち、正しいものを○、誤ったものを× とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- ソクラテス(Sōkratēs)は、古代ギリシャのアテナイにアカデメイヤをつくった。
- ルソー(Rousseau, J.-J.)は、ノイホーフに貧民のための学校をつくった。
- デューイ(Dewey, J.)は、シカゴ大学に実験学校をつくった。
(組み合わせ)
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | × |
2 | ○ | × | × |
3 | × | ○ | ○ |
4 | × | × | ○ |
5 | × | × | × |
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問6
次の文は、教育職員免許状に関する記述である。( A )~( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
教育職員の免許状には、大学や短期大学等で教職課程の単位を満たしたのちに都道府県教育委員会に申請して得ることができる( A )免許状、社会的経験を有する者に教育職員検定を経て授与される( B )免許状、そして( A )免許状を有する者を採用することができない場合に限り、教育職員検定を経て授与される( C )免許状がある。
【語群】
ア 代用 イ 特任 ウ 臨時 エ 特別 オ 一般 カ 普通
(組み合わせ)
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | オ | イ | ア |
2 | オ | イ | ウ |
3 | オ | エ | ア |
4 | カ | エ | ア |
5 | カ | エ | ウ |
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5
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問7
平成25 年6月に閣議決定された「第2期 教育振興基本計画」では、学校におけるICT(Information and Communication Technology)の活用を取り上げている。次の文のうち、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 多様で大量の情報を収集、整理・分析することは容易だが、結果をまとめ、表現するには適さない。
- 時間や空間を問わずに、音声・画像・データ等を蓄積・送受信でき、時間的・空間的制約を超える。
- 距離に関わりなく相互に情報の発信・受信のやりとりができるという、双方向性を有する。
- 情報管理が容易なためセキュリティ上の不安はなく、トラブルが発生しにくい。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | × | ○ | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | × | × |
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3
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問8
次の文は、文部科学省による「教育指標の国際比較」(平成25(2013)年版)に示されたある国の学校制度についての記述である。どの国の記述か、正しいものを一つ選びなさい。
就学前教育について、幼稚園は満3歳からの子どもを受け入れる機関であり、保育所は2歳以下の子どもを受け入れている。
初等教育は、基礎学校において4年間(一部の州は6年間)行われる。
中等教育は、生徒の能力・適性に応じて、ハウプトシューレ(卒業後に就職して職業訓練を受ける者が主として進む。5年制)、実科学校(卒業後に職業教育学校に進む者や中級の職につく者が主として進む。6年制)、ギムナジウム(大学進学希望者が主として進む。8年制又は9年制)が設けられている。
- イタリア
- ドイツ
- スウェーデン
- デンマーク
- オランダ
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2
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問9
次の文のうち、「経験カリキュラム」の説明として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 学ぶ内容をそれぞれの分野に分けて系統的に教えるように編成している。
- 教科ごとに時間割が決められ、学年ごとに習得すべき内容を編成している。
- 学習者の活動や体験を中心としながら学びを進めていくように編成している。
- 子どもの興味関心とのずれが生じやすく、学習意欲を持続しづらい。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | × | ○ | × | ○ |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | × |
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問10
次の文は、中央教育審議会答申「新しい時代における教養教育の在り方について」(平成14 年2月)の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
核家族化、少子化、都市化などが進行し、家族の在り方が大きく変わり、また、地域における地縁的なつながりが希薄化する中で、家庭の教育力や地域社会が従来持っていた教育力が低下してきている。従来は家族や他人との日常のかかわりの中で自然にはぐくまれてきた子どもたちの( A )や規範意識が不足がちになっており、このことが学級崩壊、弱いものに対するいじめや暴力行為などの問題行動の一因とも言われている。
これらの状況に対し、( B )の支援や地域における青少年教育の充実を図る観点から様々な施策が講じられてきたが、現時点では十分な成果があがっているとは言い難い。(中略)
児童生徒の現状を見ると、数学や理科が好きであるとか、将来これらに関する職業に就きたいと思う者の割合が国際的に低い水準になっているなど、自ら進んで学ぶ意欲や、学ぶことと将来の生き方とを結び付けて考えようとする姿勢に欠ける面が見られるようになった。
このことの背景には、我が国の教育が、形式的な平等を重視する余り、( C )になりがちで、一人一人の多様な個性や能力の伸長という点に必ずしも十分に意を用いてこなかったこと、自ら学び、自ら考える力や、豊かな人間性をはぐくむ教育がおろそかになってきたことなどがある。
(組み合わせ)
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 積極性 | 家庭教育 | 集団主義的なもの |
2 | 社会性 | 学校教育 | 到達水準を厳密化するもの |
3 | 社会性 | 家庭教育 | 到達水準を厳密化するもの |
4 | 積極性 | 学校教育 | 画一的なもの |
5 | 社会性 | 家庭教育 | 画一的なもの |
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