保育士研修|新人研究までに準備しておくこととは?

保育士として働く中では、いくつかの研修があります。保育士同士で意見を交換しより良い保育を目指す園内研修や保育技術向上のために外部講師を招いて行う研修、多くの保育園から保育士が集まり行われる研修会なども保育士が受講する研修の1つです。その中でも、保育士になって初めに受けるのが新人研修です。初めての職場での研修は緊張も大きいですが、新人研修での経験は保育をする中で大いに役立ちます。そして、有意義な研修とするためには事前の準備が欠かせません。新人研修にスポットを当てて、研修前に準備しておくべきことについて見ていきましょう。

保育園の新人研修とは?

まずは、新人研修とはどんなものなのかをご紹介します。

新人研修とは、新たに保育園で働き始める新人保育士が園の保育方針や仕事内容を理解するために園長や主任、先輩保育士の話を聞いたり、実際に保育に入りながら先輩保育士から指導を受ける研修です。

2,3日の研修という場合もありますし、2週間という長い期間を設けている場合もあります。経営母体が大きい保育園では、新人保育士を集めて宿泊をして研修を行うということもあります。

これから働く基礎を学ぶ

新人研修では、保育園で働く保育士として仕事の基礎となる部分を学びます。先輩保育士の仕事ぶりを見ながら、子どもとの関わり方を学んだり、保育室内の環境を把握することで働き始めた時に戸惑うことなく保育に入ることができるというメリットもあります。

別の保育園で保育士として働いていたという人も、園の方針や細かな仕事内容は異なりますので、新人研修を受けることもあるでしょう。

研修前に準備しておくべきもの

研修中はメモを取ることが必須です。新人マニュアルがまとめてありマニュアルに沿って研修を進める園が多いですが、口頭で言われたことをマニュアルに書き込んだり、保育室内の物の位置や保育環境を書き込んでおくことで、後になって見返すことができるからです。また、規模が小さな園やオープンして間もない園ではマニュアルが完備されていない場合もあります。

ポケットの中に入れておくと便利な必需品

研修前には必ずポケットに入るサイズのメモ帳とボールペンを用意しておきましょう。大事な部分に印がつけられるように色のついたボールペンや蛍光ペンがあるとより良いですね。しっかりとメモを取りながら研修を受けている姿は指導する保育士から見ても好印象です。

ただ、実際に子どもと関わりながら指導を受けている時には、極力メモは取らずに子どもとの関りに集中しましょう。

研修内容により異なる服装の場合も!

保育園によっては、研修を受ける服装を指定される場合もあります。園長から話を聞く日はスーツで、保育室で保育士から指導を受ける日は動きやすい服装とエプロンでなど、研修内容によって指定された服装を準備して臨みましょう。特に指定がない場合には、どの様な服装で行くべきかを尋ねておくと安心です。

研修を受ける前の心構え

新人研修は保育園側としても忙しい年度末に行うことがほとんどです。忙しい時間の中で日程を組んでいますので、その日程は極力ずらさずに研修を受けることができるように配慮しましょう。学生最後の思い出として、卒業旅行を計画している場合もあるかと思いますが、あらかじめ新人研修の日にちを確認してから計画を立てることをおすすめします。

また、体調管理も大切な事前準備です。万全な体調で研修に臨むことができるように、手洗いうがいをしっかりとする、人ごみに行く時にはマスクをするなど体調にも気を配るようにしましょう。

園の情報は必ず確認しておく

研修を受ける前に、就職予定の保育園の情報を頭に入れておくことも大切です。ホームページなどから保育方針や子どもの人数など簡単な情報だけでも頭に入れておくと、研修を受けた時に理解しやすくより有意義な研修となります。

初めての職場での研修は緊張も大きいですが、保育園に入る前には再度身だしなみを整え、一つ深呼吸をして元気な挨拶から始めましょう。これから一緒に働く先輩保育士への第一印象は大切です。笑顔で挨拶を心掛ければ先輩保育への印象も良くなりますし、緊張も和らぎますよ。

晴れて保育士|研修中に学んでおきたい視点≫

新しい職場での新人研修は誰でも緊張するものです。しかし保育園で働くために必要な仕事内容や情報を得る、貴重な時間でもあります。しっかりと体調を整えて臨み、笑顔の挨拶と真剣にメモを取る姿で先輩保育士に好印象を与え、有意義な研修になるように心掛けたいですね。