保育園を見学する際の注意事項と見るべきポイント

保育士として働く保育園を選ぶ際に、必須なのが保育園見学です。求人票には給与や勤務場所、園の特色など、勤務条件が記載されていますが、やはり自分の目で見た印象は大切。求人票からは分からなかった園の様子が見学を通して見えてきますよ。保育園見学をする時には、いくつかの注意事項と見るべきポイントがあります。ポイントを把握して充実した保育園見学にしましょう。就職希望の保育園に見学に行くときに、参考にしてみてくださいね。

保育園を見学する際の注意事項

保育園の見学は、就職希望者が保育園を実際に見て、選ぶ基準とするためのものです。それと同時に、見学者も保育園側に見られています。
そのため、身だしなみや言葉遣いなど最低限のマナーに気を付け、「働くことになるかもしれない場所」という意識を持って見学に臨みましょう。

服装は、スーツである必要はありません。しかし、ジャージやサンダル、ジーンズは避けた方が無難です。ジーンズ以外のパンツにジェケット。もしくはワンピースなど、スカートスタイルでも良いですね。相手に見られていることを意識して清潔感のある服装を心掛けましょう。

第一印象は大切ですので、笑顔で挨拶。そして丁寧な言葉遣いは大切です。見学者の名前は必ず控えていますので、見学で好印象を持ってもらうことは、応募の際にプラスになります。
働いている保育士だけではなく、子ども達にも挨拶をするようにすると、良い印象を持ってもらえますよ。

見学が終わったら、その時に感じた印象や見学時に得た情報などを書いておくとよいでしょう。多くの保育園の見学をしていると、見学をした園の様子を忘れていってしまいます。書き残した情報を後から見返すことで、効率的に園見学ができますよ。

保育園見学のポイントは保育士の様子

保育園見学のポイントは保育士の様子

保育園見学の1番のメリットは、保育士の様子を実際に見られることです。
保育士の様子は勤務先を選ぶ上で大切な、様々な情報を教えてくれます。保育士の様子で見るべきポイントを具体的にご紹介します。

笑顔で挨拶をしてくれるか

見学者である自分が挨拶をした時に、笑顔で返してくれるかという点は重要なポイント。笑顔で挨拶をしてくれない場合は、忙しすぎて挨拶をする余裕がないか、一緒に働くかもしれない保育士を迎え入れる雰囲気ができていないかのどちらかです。
どちらにしても働き始めた後に、仕事量の多さや人間関係に悩む可能性がありますので、おすすめできません。

後輩保育士が先輩保育士に対して委縮をしていないか

人間関係で悩むことの多い保育士の仕事。特に先輩保育士との関係で悩みを抱える人は少なくありません。そのため、先輩保育士と後輩保育士が良好な関係を築けている保育園を選ぶことは大切です。後輩保育士が先輩保育士に委縮をしていないか。保育士同士が笑顔でやりとりをしながら仕事をしているかをよく見てくださいね。

子どもの人数に対する保育士の人数にも注目

認可保育園では、子どもの人数に対する保育士の人数が国の基準で定められています。その人数を満たしていることは最低条件です。しかしその人数では忙しい時間帯には、手が回らないことも。そのため保育園によっては、パート保育士を雇うなどして、その基準以上の保育士を配置しています。
保育士人数が充実していると、子どもとの関わりに余裕が生まれますので、見学の際には子どもの人数に対する保育士人数にも注目してみましょう。

保育室が清潔に保たれている園はおすすめ

保育士や子どもの様子は見学の際によく見ていても、保育室の様子は見落としがちです。

・おもちゃが散乱している
・埃がたまり清潔感がない
・保育書類が保育室に積まれている

このような場合は、保育士が片づけや掃除をする時間がないほどに、忙しい可能性があります。保育士人数がギリギリで余裕がないと、片づけや掃除に手が回らなくなることも。
また、そのような環境が当たり前になってしまい、環境整備をする雰囲気ができていない場合もあります。
衛生面の管理は保育園の大切な役割ですので、新しい施設ではなくても、清潔に保たれている園を選びましょう。

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働く保育園を選ぶときに必ず行ってもらいたい保育園見学。求人票の情報からは分からない、保育士や保育室の様子などを実際に見て感じることができます。自分も保育園側から見られているという意識も大切に。見るべきポイントをしっかりとおさえて充実した保育園見学にしてくださいね。