寿退社する?子どもは好きだが保育士を続けるべきか…

2021/09/29

結婚って大きな転機だと思います。その直面にあたった時、仕事を続けるか・家庭にはいるか、または転職…と、悩む一つですよね。特に保育業界は、4月~翌3月までが1年の区切りと考えられているので、担任になってしまったら途中で辞めることはできないと、考えてしまいます。また、結婚して続けていても子どもが出来たらみんなに迷惑をかけてしまう…という、気持ちもでてきます。実際はいかがでしょうか?「子どもが好き」という気持ちで続けられるのか?今の自分に立って考えてみましょう!

続ける続けないをなぜ悩む?原因は?

保育園や幼稚園で働いている人は「寿退社がしたい!」と、憧れを持つ方もおられるでしょう。また、退職した方は「寿退社をしました」と、よく耳にします。

では、結婚するからと言って退職する必要はあるのでしょうか?

もちろんそれぞれに思いはあります。特に思いが強いのは幼稚園勤務の方でしょう。担任になってしまったら1年は絶対に続けないといけない。結婚しても子どもを作ることができない…と、責任感が先にきてしまい、寿退社を選ぶ方が多い様です。

保育士も同様、結婚という言葉の嬉しさの反面、責任感と不安がのしかかり、仕事を続けようと思っても、早番・遅番のシフト勤務の事を考えると両立できるのか…と、思ってしまいます。

では、保育業界ではなく他業種は結婚するからと言って寿退社する方は、沢山いるのでしょうか?やはり保育業界に比べると少ない割合です。
ですが、近年保育業界も”長く勤められる環境”が整えられており、育休・産休制度を利用される方も増えてきました(園長先生も取得されている園も)それでも、「年度途中」という事が頭によぎり一人担任だと難しだろな…と、やはり悩んでしま事が原因になっていますね。

寿退社せず続ける方向の考え方

結婚しても続ける!と、決めた場合は、このまま正社員で続けていく自信はあるか、まずは雇用形態を考えてみましょう。

正社員のまま続けることが、園にとっても喜ばしい事でしょう。ですが、正社員で働きながら、両立できるか不安でになってしまうようであれば、無理なく働ける非常勤の相談などを園長先生にしてみても良いかと思います。

相談することによって、働き方の提案をしてくれるかもしれません。
ですが、ここで注意があります。正社員雇用でなくなった場合の福利厚生などはきちんと聞いておきましょう。重要となってくるのは、子どもが出来た際に育休取得が出来るかですね。ここは必ず確認しておきましょう。

園長先生に相談しにくいと思っていても、園側は中を知ってくれている人に残って欲しいと思っています。ここは、あなたが望む働き方を伝え、相談で決めていっても良いでしょう。

辞める方向の考え方

転勤・家業の手伝いなどであれば、考えずに辞める事が出来ますが、働ける状態なのに辞めるという事の決断が一番考えさせられますね。

また、相手の方の要望もある事でしょう。あなたの気持ちを第一に考え答えを出してほしいですが、一旦離れて気づく事もあります。
「やっぱり楽しかったな」「子どもたちと過ごしたいな」その際は、もう一度保育業界に戻ったらいいのです。正社員でなくても働き方は沢山あります。

一息ついて、落ち着いたその時の気持ちが本当の気持ちなのかなと、思いますよ。焦らずゆっくり考えましょう。

あなたが感じる保育士のやりがいとは?

保育の仕事をしていると「やりがい」をとても感じる事でしょう。みんな視点は違うかもしれませんが、

  • 0歳児から入園した子どもが卒園を迎える時
  • 内気だった子どもが、自ら友達と関わりを求めた時
  • 運動会・生活発表会などみんなでやりとげた達成感
  • 保護者の方が心を開いてくれた時

などあげたらきりがないですね。

また、子ども達の成長に寄り添うと共に、自分の知識に行動・責任感など自分の成長もとてもよく分かる仕事です。

それに、子どもと関わるだけでなく、保護者の方と沢山お話する機会があります。もちろん子どもの成長もですが、たわいもない日常会話もしますよね。
最初はうまく接することが出来なかった保護者の方…でも、毎回交わす会話は奥深いものを感じ、共感出来た瞬間はとても喜びを感じますね。

あなたがやりがいを感じた瞬間はいつですか?その気持ちを大切に日々過ごして欲しいと思います。



続けるべきか…辞めようか…と、悩んでいるのであれば、「一度働くとしたら…」と、考えて見てはいかがですか?今の枠にとらわれず、自分の思う事を伝えることにより、結婚後も長く務めることができる働き方が見つかるかもしれませんよ。

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