朝起きると熱が!保育園に出勤するべき?休むべき?

2017/04/17

どの仕事をしていても言える事かもしれませんが、保育士の仕事はまさに体力勝負です。少し前でしたら熱が出たからと言って仕事を休むなんて有り得ない!自己管理が出来ないなんて社会人失格!点滴を打って熱を下げて出勤しなくちゃ・・・なんて時代を経験された方もいることでしょう。社会人だって、大人だって人間です。体調を崩す時もあります。

答えは「休むべき」です

普段から体調面に十分注意していても、誰にだって体調を崩す時はあります。熱が出るという事は体がSOSを出しているという事、無理は禁物、発熱を確認したら、速やかに園に連絡を入れて病院に行きましょう。

でも、当欠は現場からすると一人穴が開いたことになり、朝から慌ただしくなる原因に繋がってしまう…と、無理して出勤する事により、何なのか分からない病原菌を子どもたち、そして他の職員にまき散らす事にもなり兼ねないのです。

また、保育の仕事は子どもの命を預かるという大切なお仕事。体調がすぐれずフラフラした体とフラフラした思考では、いつも通りの保育に判断が出来るでしょうか?ちょっとした判断ミスが取り返しのつかない事故に繋がることも考えられます。

大きな負担を掛けるよりも小さな負担で済む内に、まずは一日ゆっくり体を休めましょう。フリーの先生や主任の先生などが代わりにクラスに入って頂けたりと、意外となんとか回せるものです。
体調も良くなり復活したら、休んだ分を巻き返すつもりで一生懸命、働きましょう!

もちろん病院に行った後は必ず、保育園に電話をし症状を伝え、明日は勤務出来るのか、出来ないのか。いつまで休養が必要なのかを伝えましょう。医師が勤務をしてもいいとの事でも判断するのは保育園です。なので、検査後は症状を伝えると共に勤務の有無の確認をとりましょう。

体調がすぐれないと周りにも気を遣わせてしまうことも

体調が悪いまま出勤をすると、周りの先生達が気を遣つことも忘れずにしましょう。何か行う際に「大丈夫?」と声をかけてくれ、常に心配してくれます。ありがたいようで複雑な感情になりますよね。

「今日は帰った方がいいんじゃないの?」と、背中を押されることも。みんな心配をしてくれる、ということも踏まえたうえで休む判断をしましょう。

また、微熱の時が迷ってしまいますよね。その際は、今日の予定を確認しましょう。何か行事ごとはないかどうか。大切な行事があるのであれば、朝理由を話し、行事後早退させて頂くのも考えのひとつです。ですが保育園を休まないといけない感染病の場合は休みましょう。

【感染病と感染の一例】

・インフルエンザ
→セキやくしゃみなどで感染する。症状は、発熱・筋肉痛・頭痛など。予防接種を受けていてもうつらないとは限らないが、軽度でおさまることもある。
・ノロウイルス感染症
→食品(特に生もの)や感染している方の嘔吐により感染する。症状は、嘔吐・下痢、発熱も見られるときもある。
・ロタウイルス感染症(主に乳幼児)
→食品や水、感染している方の便により感染する。症状は、激しい下痢、嘔吐・発熱など。

などです。オムツ替えの時に感染することがあるので、手袋をはめたり、手洗いをしっかり行う事を忘れずにすましょう。

子ども大人も感染する病気は一緒です。急な発熱で風邪かも…と、思っても風邪も人に移ることを忘れないでくださいね。休むことは悪い事ではなく、病気を完治させる大切な時間なのです。子どもも、保育士も元気で毎日過ごしましょう!

協力し合える仲間

今は、一昔前に比べたら体調不良に対しても随分寛大に対応してくれるようになってきましたが、冒頭で述べたように、熱で仕事を休むなんて有り得ない!なんて時代も本当にあったようです。
確かに、体調管理をきちんとすることは社会人として大切な心構え!ですが、急な発熱、ちょっとしんどいな~=休めばいいやという、安易な考えでは困ります。
一人で仕事をしているわけではないという意識はしっかりと持った上で、対応をしましょう。

穴が開いた分は、職員同士持ちつ持たれつの関係で互いに協力し合える仲間なのです。

注意①保育の準備や流れが分かるように毎日明日の保育の準備は行って帰宅するようにしましょう。保育の段取りや準備は誰も分からず、保育の内容を伝えなければならないことは忘れずにしましょう。

注意②いくら仲が良い職員がいると言っても、休むなどの連絡をメールで伝えておいてと頼むことはNGです。かと言って、園長先生にメールで休みますと連絡をすることもいかがなもでしょうか?マナー通りきちんと電話をかけ互いに話をし伝えましょう。



「体調不良はお互い様。」そう思えれば、助け合いの心も生まれると思います。今回は迷惑かけたけど、もしも相手が休むような時には、「お互い様だよ。だから、何かあった時は助けるし、助けてね。」そんな風に思い合えれば、一人の穴を埋めることはそんなに難しくないし、これからも頑張ろうって思えますよね。休まないに越した事はないので、まずは疲れを感じたら早めに休息を!

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