保育士のキャリアアップ

保育士のキャリアアップ
2021/09/29

保育士のキャリアアップの段階を大まかにいうとクラスリーダー、幼児・乳児リーダー、主任、園長(施設長)の様に昇っていきます。この様に段階を踏んでいくのは、同じ保育園に勤めている場合になり、近年では園長募集・主任募集とよくみかけます。もちろん経験は問われますが、自分が成長できる、力を試せるチャンスです。そのチャンスをつかむ為に、まずはスキルを身に付けることからはじめましょう。

幼保一元化にともない

幼保一元化とは、名前の通り幼稚園と保育園が一つに集約された施設のことです。
幼保一元化が認定された園の事を認定こども園といいます。
認定こども園はもちろん0歳児~5歳児までの子どもが幼稚園・保育園に通う子どもが共に過ごす場所です。
では、認定こども園で過ごす、子どもたちの違う事はただ一つ。

今まで通りと変わらず保育に欠けない幼児は4時間程度の教育、保育に欠ける乳幼児は長時間の保育です。

近年増える認定こども園。以前は保育園で働く際は保育士資格、 幼稚園で働く際は幼稚園教諭の資格のみ必要とされていました。現在は認定こども園ができ保育士資格・幼稚園教諭の両方保持する保育教諭必要となってきています。
また保育士保持者は、認定こども園でも0~2歳児の乳児の保育をすることができます。

取得するにあたり、施設からの補助金がでるところもありますが休みを取って受講しにいかないといけないという難点はあります。幼稚園・保育園・認定こども園など多彩な保育・教育に取り組んでいくことにより、自身のスキルを身につけることができます。

キャリアアップ研修

キャリアアップ研修は各施設・企業で独自で行われている事が多く、その試験に合格すると昇格をし、給与も一緒にUPします。経験年数だけで昇給するのではなく、自分のスキルに合った仕事ができるのでますます気持ちもやる気も向上しますね。

また、専門知識の向上により保護者への伝え方も的確になるので、信頼関係も深くなり保育に対する視点や他の職員の保育・対応などに関してもアドバイスをうまく出来るようになります。

職員とも円滑になり保育も上手くまわるでしょう。各クラス担任によりクラスのカラーがあります。研修で受けたことを活かして意識を高めていきましょう。

キャリアアップ研修など厚生労働省でもH30年度より、保育現場におけるリーダー的職員の育成が動いています。修了証もあるので、研修修了者の情報管理があり、交付を受けた都道府県でなくても効力を有することができます。

経験に応じた処遇改善など

キャリアアップ研修の創設に応じて処遇改善の見込みも!

  • ●「副主任保育士」と専門知識を持つ「専門リーダー」
    →2種類の役職は月額4万円の処遇改善の対象
  • ●「職務分野リーダー」
    →月額5千円の処遇改善の対象
副主任保育士の要件
・経験年数7年以上
・職務分野別リーダーを経験
・マネジメント+3つ以上の分野の研修を修了
・副主任保育士としての発令
専門リーダーの要件
・経験年数7年以上
・職務分野別リーダーを経験
・4つ以上の分野の研修を修了
・専門リーダーとしての発令
職務分野リーダーの要件
・経験年数3年以上
・担当する職務分野の研修を修了(研修分野①~⑥)
・修了した研修分野に係る職務分野別リーダーと指定の発令

【研修分野】
①乳児保育 ②幼児教育 ③障害児保育 ④食育・アレルギー ⑤保健衛生・安全対策
⑥保護者支援・子育て支援 ⑦保育実践 ⑧マネジメント

保育士キャリアアップ研修とは?について>>



現在求人でもよく見かけられる「必要な資格…保育教諭(保育士・幼稚園教諭両方お持ちの方)」。保育園・幼稚園が今求めているのは次世代を背負うリーダーの存在です。出来なかった事が出来るようになり、少しずつのスキルアップを積み重ね、主任・園長へと「キャリアアップ!!」この為には保育士・幼稚園教諭の資格取得することはもちろんですが 他にも社会福祉士・福祉施設士・福祉簿記などの資格があると役職に役に立つかもしれませんね。

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