保育の仕事でストレスを感じてしまう場面ベスト3

2021/09/29

どんな仕事であれ多少なりともストレスは存在します。保育士の場合は自分のペースで進める事が難しかったり、保護者との関わり等もあり、余計にストレスがかかる仕事かも知れません。そこで今回は保育の仕事をしている人であれば思わずうなずけるストレスを感じる場面を3つご紹介したいと思います。

第3位「納得できなくてもこちらが悪い?保護者とのやりとり」

保育の仕事をしていると様々な保護者に出会います。

いわゆるモンスターペアレンツと呼ばれる保護者が存在する事も事実です。おゆうぎ会の配役一つとっても「なんでうちの子は主役じゃないの?」「あの子ばかりを贔屓している」などとあまりにも理不尽なクレームを言ってくる保護者も実際にいます。

保育士の悪い噂は保護者から保護者へ伝わります。

たとえ精力的に働いていたとしても、それで退職に追い込まれてしまう保育士や精神を病んでしまう保育士もいるほどです。

また、どんなに納得できない事でも謝らなくてはいけない事もあり、やりきれなさを感じる事も…。自分の主張はほぼ聞き入れてもらえず、保護者の意見や園長の意見に従わなくてはいけない事がストレスとなる場合があります。

第2位「仕事量が多く、給料と仕事量が見合っていなこと」

保育士と言えば多くの人たちが「子どもと遊んでいる姿」を想像すると思いますが、実際は保育士の仕事は多岐にわたります。

日案や週案の作成、各種行事の準備、壁面制作。新年度であればそれらに加えて誕生日表、クラスの壁面制作、指導計画、お当番表作成等々…。どう考えても勤務時間内にこなせるはずがないほどの大量の事務的な仕事があるのです。

日中は朝から晩まで子どもがいますので、子どもたちが帰った後に残業したり、家に持ち帰って夜中まで作業をしたりと、華やかに見える保育士という仕事の陰では自らのプライベートを犠牲にして必死に働いているのです。

それに見合った給料がもらえていないと感じることも現在の保育士不足の原因ではないかと考えられています。

第1位「女性が多い職場ならではの人間関係のわずらわしさ」

現在では少しずつ男性保育士が増えてきているものの、保育の世界はまだまだ女性が中心。

「女性の職場」と言うと、想像できるかと思いますが、とにかく園長、主任、先輩保育士、保育士の中でも正社員やパート保育士との関係等々、人間関係が面倒くさいと感じる事が多々あります。

複数担任の場合は特に、一緒に組んでいる保育士とのモチベーションの違いや保育観の違いでストレスを感じやすいかも知れません。

女性はもともと感情の浮き沈みが激しく、プライベートで嫌な事があると職場である保育園でも切り替えられず、周囲にいる同僚が気を使わざるを得ない事も。

それは園長や主任にも言える事。その時の感情や自分の好き嫌いで冷たくあしらわれたりもするため、指導が統一されていないと理不尽な思いをする事も多いです。



保育の仕事を知らない人にとって、保育士とは子どもと遊んでいるだけの仕事と思われがちですが、大間違いです。いつもニコニコ穏やかに笑っていても心の中では様々なストレスと戦っているのです。ストレスが多い仕事ではありますが、「子どもの成長」という大きな見返りもあります。保育士を続けている人はそれがある事でストレスを抱えながらも仕事を続けていられるのかも知れませんね。

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