子育て支援とはいったい…具体例いろいろ

2021/09/29

よく耳にする子育て支援という言葉ですが、実際はどんなことを指しているのかと聞かれると言葉に詰まる方もいるのではないでしょうか。今回は子育て支援とは何かについてとその具体例についてお話ししていきます。

利用者の目的

近年、核家族が増え、実家が遠く頼る人が身近にいない為、一人で、子育てに悩む親が急増しています。親が悩むと子どもに影響がでてしまう悪循環。

しかし、最近では親子で外に出て気分をはらし、少しの時間でも人との交流をすることにより悩みの軽減ができる場所があります。その場所は児童館や保育園などです。

子育ての知識の提供・親同士の交流また、子ども同士も一緒に遊ぶことが出来るので親子で友達作りが出来る場所となっています。

利用される方はそれぞれいろいろな思い、目的を持って保育園こられています。

保育施設で行っている地域子育て支援の内容・担当者の対応

子育て支援とは

子育て支援とは子どもを産み育てるために、人手や金銭的な面、情報などのサービスを提供することです。

1990年以降、合計特殊出生率が1.57を切ったことから少子化対策を求める世論の高まりを受け、積極的に行われるようになりました。

そして現在では行政や企業、医療従事者、大学や図書館、地域のコミュニティーセンターなどによって様々な子育て支援が行われています。

子育て支援の具体例

児童手当て

0~2歳までの子ども一人につき月15000円、3歳以上は10000円支給されます。(第3子以降は3歳から小学生まで15000円)家庭にとってはこれがかなりの助けになります。このお金を学資保険に当てる家庭も多いようです。

子育て支援センターや地域のコミュニティーセンターでのサービス

定期的に保健師さんが来て発達具合を見てくれたり、育児の相談にのってくれたりします。また同じくらいの子どもをもつお母さんと知り合う機会にもなります。日頃家の中で子どもと一対一で向き合うお母さん方にとっては、息抜きにもなり情報交換の場にもなります。

乳幼児の医療費助成

子育て支援目的で乳幼児や子どもの医療費を一部または全額助成してくれる制度です。都道府県によって違いますが、通院、入院ともにに就学前まで助成されているところが多いようです。中には15歳まで助成されるところもあります。

保育園による地域子育て支援事業

保育園や幼稚園に通ってない子どもを集会所や保育園に呼んで、親子の情報交換の場をつくります。子ども同士のふれあいの場ともなり、他児との関わり方を学ぶ機会にもなります。

図書館による子育て支援

子育て支援コーナーで妊娠、出産、育児、しつけ、家庭教育など子育てに関わる図書をわかりやすくまとめており、貸し出ししています。

また子育て関係機関や団体などのイベントチラシやパンフレットなど配布しています。わかりやすく地域の子育て支援の情報が得られます

などなど子育て支援と一口に言っても様々なものが行われています。

子育て支援の問題点、今後の課題

上記のように様々な子育て支援がされていますが、地域の子育て支援センターや図書館など車がなくて行けない方がいたり、仕事や介護で忙しくて利用する暇がないといった状況もあります。

また違った目線からは、子育て支援が子どものためよりも親のためのものだけになっているという見られ方もあります。

利用する人によりますが、子どもを預けるサービスを気軽に利用できるようになった為に頻繁に利用すると、親子の時間が減ってしまい、子育て支援が親主体となってしまっています。

待機児童問題もなかなか解消されそうにはありません。そのため、働きたくても働けない方が大勢います。ここ数年でだいぶ充実してきた印象の子育て支援ですが、まだまだ課題も多いようです。



子育て支援について簡単にご理解いただけたでしょうか。様々な子育て支援のサービスがあるので、自分にあったサービスを有効活用していけたらいいですね。

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