新役職で中堅保育士給与UP

2017/06/01

なぜ、保育士に復帰したくないのか、続けていけないのか…理由は様々ですが、大きな問題の一つとして取り上げられているのが「給料が安い」ということ。そんな保育士の問題を解消して、なり手を増やそう、長く続けて行けるようにと打ち出された提案が「新役職で給料UP」です。

保育園の役職って?

一般の私立認可保育園で役職がつく人は園長、副園長、主任…だいたい3名となります。規模にもよるのでしょうが、会社のように細かに役職が分かれていることはありません。

あとは全員、平保育士です。年齢や経験、勤続年数、細かく言えば学歴も示唆されて給料は異なってきますが、世間で騒がれているようにとても高いお給料が発生しているとは言い難いのが現状です。

ましてやなかなかの重労働、結婚して家庭を持つと余計に離職を考える人が多いのも否めません。そんな問題を打破しなくては!と考えられたのが、中堅保育士の新しい役職導入です。

新役職とは?

保育園って確かに役職が少なく、役職に応じた増給が見込めないということになり、長く続けていても、どんなにいい保育を実践していても給料がどんどん上がることも少ないのです。

そこで新しく出来たのが「副主任」や「リーダー職」と呼ばれる新役職制度。

7年以上の勤務経験、尚且つ専門分野の研修を修了した保育士が対象で、毎月の給料に約4万円を上乗せされる新役職「副主任」や保育に必要な高い専門性を身につけた「リーダー職」などを創立するようです。

職務経験3年以上の若手保育士にも、専門分野の研修を修了した場合、月5千円程度上乗せします、というような待遇改善も考えられているようですよ。



保育士とは女性の多い職場です。女性はどうしても結婚や出産を考える時期がくると仕事を続けるか辞めるかの選択を迫られることが多いです。せっかく念願叶って保育士になり一生懸命働いて、ある程度経験を積んだいい時期に、結婚などを理由に離職してしまう事って本当に多いです。一般企業においても言えることかもしれませんが「中堅」の存在って割りと少ないんです…。ようやく独り立ちして自分でクラスを回すことが出来るようになった頃、結婚、出産などを経験することになったとしても「辞めずに働きたい!」と思えるような職業であったら、こんなに保育士不足で騒がれることもなく、保育園自体も経験を積んで、しっかりと技術や知識の詰め込まれたいい保育士が在籍できるようになるでしょう。今後の未来にも期待したいですね!

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