自宅近所の保育園で働く場合のデメリットは?

勤務する保育園を選ぶ時に、勤務場所は重要なポイントですよね。徒歩圏内の保育園が良い。自転車で通える範囲で。電車で30分以内で探したい。と希望条件は人それぞれ。自宅からできるだけ近くで働くことは、通勤時間の負担がなくプライベートな時間も確保できるので良い事尽くしのように感じます。しかし、自宅の近くだからこそ感じるデメリットも意外と多いのです。働く前にデメリットを知っておくと、働き始めてから「こんなはずではなかった」と後悔することも減りますよ。勤務場所で迷っている方へ。自宅近所で働く場合のデメリットをご紹介します。

勤務時間外に保護者や園児に会うので気が休まらない

自宅近所で働くということは、それだけ保護者や園児と出会う可能性が高まります。仕事の帰りにスーパーに寄ったら、保護者とばったり。休みの日に、家族と外出していたら保育園んに通う子どもの家族と何組も会ってしまう。など、プライベートな時間にも関わらず、出会った瞬間に保育士の顔に切り替え、笑顔で挨拶をしなくてはなりません。
仕事終わりは特に、疲れきった表情を見られたくなくて、家に帰るまでずっと気を張っているということも。

また友達と出掛ける時には、仕事中とは違うメイクや服装で出掛けることもありますよね。そこまで派手な服装ではなくても、保育中の姿しか見ていない保護者からみると派手に見えてしまうこともあります。気が付かないうちに見かけられていて、翌日「昨日はお出掛けだったんですか?」と聞かれてビックリなんてこともあります。

プライベートな時間を確保したくて自宅近所の保育園を選んだのに、かえってプライベートがないという悩みを抱えることも少なくありません。

いざという時の呼び出し要員になってしまう

いざという時の呼び出し要員

電車を使わずに通勤できる場所に住んでいると、自然といざという時の呼び出し要員になてしまいます。
例えば早番の保育士が寝坊してしまい、どうしても電車に間に合わないとき。子どもの受け入れができないことは、保育園にとって一大事です。寝坊した保育士が園長に連絡、そして遅番にも関わらず園長から呼び出し、急いで支度をして園に向かうなんてこともあります。

天候不良の場合も、近所に住んでいる保育士に出勤要請がくることが多いです。大雪や台風で電車が止まっている。でも保育園を開けない訳にはいかない。そんな時は、近くに住む保育士がまずは出勤をお願いされます。大雪の中歩いて出勤は近くても大変ですよね。

保育園側からすると、いざという時に出勤をお願いできる近所に住む保育士は、貴重な存在です。園長からも周りの保育士からも感謝される場面も増えます。
しかし何度も続くと、なんで自分ばかり…という思いが芽生えることも。

自宅を教えていないのに突然訪問というツワモノも

近所に住んでいると保護者に会うことが多いので、自宅の大体の場所は知られてしまいます。しかし自宅の場所は個人情報ですので、詳しい住所は伝えないことが基本です。
それでも自宅が知られてしまうこともあるのです。

私が自宅近所の保育園に勤めていた時のことです。
ある日突然、園児と保護者が休みの日に自宅を訪ねてきたのです。住所を伝えていないのにどうして?と戸惑い、「よく家がわかりましたね」と対応すると、洗濯物にエプロンが干してあったからとの返答でした。

エプロンには子どもにも分かりやすいように、大きく名前を書いていました。たまたま近くを通り掛かりエプロンで自宅の場所が分かり、子どもが先生に会いたいと言うのでとのことでした。
何年も働く中でもこのケースは初めてでしたので、驚きました。保育士にもプライベートはもちろんありますが、保護者の中にはいつでも子どもの先生という見方をする方もいますので要注意です。

自宅近所の保育園に勤めることは、通勤時間が短く地理感覚もあるので安心して働けるなど、メリットもたくさんあります。しかし、メリットばかりではなくデメリットも意外と多いのです。働き始めてから後悔しないように、デメリットも理解した上で勤務場所を選んでくださいね。