絵本の読み聞かせのポイント

2021/10/04

簡単なようで難しい絵本の読み聞かせ。絵本を読む前、読んでいる間、読んだ後、少し気を付けるだけで子どもの反応が大きく変わります。今回は子どもが集中して見てくれる読み聞かせ方のポイントをお伝えしますので、参考にしてみてくださいね。

必ず静かになってから読み始めよう

経験の浅い保育士や実習生にありがちな失敗がこれです。

子どもがまだ話を聞ける準備が整っていないのに読み始めてしまうとすること。子どもの様子をしっかり観察し、必ず静かになってから読み始めるようにしましょう。

なかなか静かにならない場合は絵本を背中に隠して黙って様子を見たり、自分で気が付くか、そうでなければクラスの誰かが「〇○ちゃん静かにして!」等と注意をするでしょう。

クラス全体が絵本に集中できてから、ゆっくりと読み始めると静かに聞いてくれるはずです。

また、絵本に興味を持たせる術としては子どもの目の届くところへあらかじめその絵本を置いたり、絵本に関連する手遊びをしたりする事でスムーズに読み聞かせへと移行できるでしょう。

「淡々と」よりも抑揚をつけてゆっくりと読む

間違えずに文字を追う事に意識を集中させてしまうよりも、大げさかな?と思うくらい感情をこめて読みましょう。話の内容に合わせて自分も同じように動いてみる事もおすすめします。

時折絵本から目を離し、周囲を見回したり、食べ物が出てきたら一緒に食べてみたり。

登場するキャラクターによってセリフの声を変えるのはもちろんですが、ゆっくり話したり、静かに話したり、沈黙の時間を作ったり…話全体に抑揚をつけてあげるとさらに良いでしょう。

絵本を読んでいる途中で子どもの反応が返ってくる事も多くあります。

子どもの反応全てを無視してしまう事は問題ですが、反対に子どもの反応すべてを拾っていては読み聞かせがストップしてしまう事に…。適度に子ども達とのやりとりを楽しみつつ、読み進めることがポイントです

読んだ後はお話の振り返りを

絵本を読み終わった後、「はい、おしまいです。」というのはなんだか少し寂しいですので、終了後は子ども達と絵本の内容を振り返ってみましょう。

「最後は〇○になって良かったね。」、「△△が悲しかったよね。」等、子どもの反応を聞きつつ、保育士の感想を言いましょう。また、話の内容をクイズ形式にしても楽しいですね。

クイズにする場合は読み始める前に「最後にお話のクイズを出すからよく聞いてね。」と言うと子ども達を集中させる事も出来ます。クイズの内容自体はお話を聞いていればわかるような簡単なもの。例えば「最初に出てきた動物は?」、「どうして〇○になったでしょうか?」等なんでも良いです。

思い出そうとする事で記憶に残りやすいですし、最初にクイズを出す事を伝える事で正解するために内容を覚えようと集中して聞いてくれるでしょう。



絵本はあくまでもコミュニケーションの道具です。単純にただ読めばよいという訳ではありません。読み手が変わると同じ絵本でも話の面白さが大きく変わります。保育士と子ども達が絵本を通じて楽しい時間を共有できるよう心がけましょう。

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