保育士試験|オリジナル問題集
「社会的養護」part9


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第70回
オリジナル問題集
登録日:2017/03/06
「社会的養護」 part9
問1
次の文は、里親に関する記述である。適切な記述を〇、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 「母親委託ガイドライン」(平成23年3月厚生労働省)によれば、施設入所児童で1年以上にわたり保護者との面会等の交流がない場合、保護者の理解を得るなどして里親への委託措置変更を進めることとしている。
- 「母親委託ガイドライン」(平成23年3月厚生労働省)によれば、保護者が里親委託に明確に反対している(児童福祉法第28条の措置による場合を除く)場合には、当面、施設入所措置を検討することとしている。
- 特別養子縁組を希望する里親の場合、受託機関は2年以内を原則としており、2年を経過した時点で養子縁組の可否を判断することとされている。
- 「児童養護施設入所児童等調査結果の概要」(平成25年2月1日現在)によれば、里親委託児の養護問題発生理由として最も多いのは、「母の死亡」である。
- 養育里親として認定を受ける要件の一つとして「経済的に困窮していないこと」が定められる。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
---|---|---|---|---|---|
1 | × | × | × | ○ | ○ |
2 | ○ | ○ | × | × | × |
3 | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
4 | × | × | ○ | × | × |
5 | ○ | ○ | × | × | ○ |
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5
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次の文は、「児童養護施設入所児童等調査結果の概要」(平成25年2月1日現在)に関する記述である。適切な記述を〇、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- ファミリーホーム児の養護問題発生理由をみると、「母の精神疾患等」が最多となっている。
- 入所、又は委託児の保護者の状況をみると、すべての対象において「両親又は一人親あり」の割合が50%を超えている。
- 心身の状況における「障害等あり」の割合は、ファミリーホーム児より養護施設児の方が多い。
- 児童の委託時の平均年齢は、自立援助ホーム児より児童自立支援施設児の方が高い。
- 被虐待経験の有無をみると、すべての対象において「被虐待経験あり」が50%を超えている。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
---|---|---|---|---|---|
1 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 |
2 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 |
3 | 〇 | 〇 | × | × | × |
4 | × | × | × | 〇 | 〇 |
5 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 |
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3
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問3
次の文は、「社会的養護の現状について」(平成26年3月)に基づく、平成25年10月1日現在(母親、ファミリーホームは同年3月末現在)における各サービスの委託児童数等に関する記述である。適切な記述を〇、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 児童自立支援施設は、3,800人余りの定員に対し、委託児童数はその半数にも満たない。
- 里親は、約9,400世帯の登録数に対し、4,500人余りの児童が委託されているが、そのうち「養育里親」に委託されている児童が7割を超える。
- 乳児院は、設置数131か所において、3,000人を超える児童が委託されている。
- ファミリーホームは、設置数218か所において、1,000人を超える児童が委託されている。
- 情緒障害児短期治療施設は、設置数38か所において、委託児童数はその半数にも満たない。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
---|---|---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | ○ | × | × |
2 | × | ○ | ○ | ○ | × |
3 | ○ | × | × | ○ | ○ |
4 | ○ | ○ | × | ○ | × |
5 | × | × | ○ | × | ○ |
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1
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問4
次の文は、児童福祉施設の長の役割に関する記述である。適切な記述を〇、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 児童福祉施設の長は、入所中の児童等で、親権者又は未成年後見人のない者に対し、親権者又は未成年後見人があるに至るまでの間、親権を行う。
- 児童福祉施設の長は、児童の保護者に児童の性質及び能力を説明するとともに、児童の通学する学校及び必要に応じ当該児童を取り扱った児童福祉司又は児童委員と常に密接な連絡をとり、児童の生活指導、学習指導及び職業指導につき、その協力を求めなければならない。
- 児童福祉施設の長は、受託している児童に係る親権喪失又は親権停止等の請求を、当該児童本人やその親族に代わり家庭裁判所に対し行うことができる。
- 母子生活支援施設の長には、「児童福祉法」において、入所中の児童に対する就学義務が課されている。
- 乳児院・母子生活支援施設・児童養護施設・情緒障害児短期治療施設・児童自立支援施設の長は、2年に1回以上、その資質の向上のための研修を受講することが義務付けられている。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
---|---|---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | × | × | × |
2 | × | ○ | ○ | ○ | × |
3 | ○ | × | × | × | ○ |
4 | × | × | × | ○ | ○ |
5 | ○ | × | × | ○ | ○ |
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3
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問5
次の文は、児童相談所についての記述である。適切な記述を〇、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 児童相談所長は、児童に対し虐待を行った保護者が当該児童相談所の措置決定等に強硬に反対している場合、家庭裁判所に対し、親権停止の審判を請求しなければならない。
- 児童相談所は、児童及び家庭に関する様々な判定業務を行っているが、判定を行う職員には、医師及び心理学の専門職を置かなければならない。
- 児童相談所は都道府県に設置が義務付けられており、平成24(2012)年4月現在、全国で58か所が設置されている。
- 児童相談所長は、親権を行う者のない児童につき必要があるときは、家庭裁判所に対し、未成年後見人の選任を請求しなければならない。
- 児童に関する家庭その他からの相談については、原則としてすべて児童相談所が対応することとされている。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
---|---|---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | ○ | × | × |
2 | × | × | × | ○ | ○ |
3 | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ | × |
5 | × | × | ○ | × | × |
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4
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問6
次の記述のうち、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」において情緒障害児短期治療施設に設ける設備として規定されているものを一つ選びなさい。
- ほふく室
- 心理検査室
- 集会、学習を行う室
- 訓練室
- 職業指導に必要な設備
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2
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次の文を読み、適切なものには○を、不適切なものには×で答えなさい。
社会的養護で生活する子どもは、入所前のマイナス体験からさまざまな困難を抱えており、個別的な関わりが特に必要なため、特定の養育者の判断で養育することを大事にしている。
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問8
次の文を読み、適切なものには○を、不適切なものには×で答えなさい。
乳児院では、職員配置が1.7人の子どもにつき1人の職員であるので、常に1人の職員が2人程度の子どもに対応できている。
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問9
次の文を読み、適切なものには○を、不適切なものには×で答えなさい。
児童相談所運営指針では、児童福祉施設に入所した子どもが、18歳に達しても施設に入所を継続する必要がある場合には、20歳に達するまで施設入所を継続することができるとなっており、 子どもの自立を図るために継続的な支援が必要とされる場合には、積極的に在所期間の延長を行うことが規定されている。
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○
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問10
次の文は、児童に対する社会的養護に従事する者の責務に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
- 児童福祉施設の職員は、常に自己研鑽に励み、児童福祉法に定める核施設の目的を達成するために必要な知識及び技能の習得、維持及び向上に努めなければならない。
- 里親は、親権者のある里親委託児童に対し懲戒を行ってはならない。
- 里親若しくはその同居人は、「被措置児童等虐待」その他被措置児童等の心身に有害な影響を及ぼす行為をしてはならない。
- すべての児童福祉施設においては、入所児童に提供する食事は当該施設内で調理しなければならない。
(組み合わせ)
1 | B | D |
---|---|---|
2 | A | B |
3 | A | C |
4 | C | D |
5 | B | C |
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3
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