保育士試験|オリジナル問題集
「社会的養護」part8


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第64回
オリジナル問題集
登録日:2017/01/05
「社会的養護」 part8
問1
次の文は、わが国における社会的養護の歴史に関する記述である。適切な記述を〇、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい
- 昭和32(1957)年、障害児を対象とする通所型の児童福祉施設が初めて法定化された。
- 平成9(1997)年、現在の母子生活支援施設、児童養護施設、児童自立支援施設がそれぞれ旧名称から変更された。
- 明治7(1874)年に制定された「恤救規則」の救済対象に児童は含まれていなかったが、昭和4(1929)年に新たに制定された「救護法」においては、13歳以下の孤児が対象とされた。
- 昭和23(1948)年に施行された当時の「児童福祉法」には、保育所をはじめとする9種類の児童福祉施設が規定されていた。
- 平成16(2004)年、要保護児童対策地域協議会が法定化され、地方公共団体に設置の努力義務が課された。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
---|---|---|---|---|---|
1 | × | ○ | × | × | ○ |
2 | ○ | ○ | × | ○ | × |
3 | × | × | ○ | ○ | ○ |
4 | ○ | ○ | × | × | × |
5 | ○ | × | ○ | ○ | × |
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2
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次の文は、社会的養護の歴史についての記述である。適切な記述を〇、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 1970年から、アメリカで展開された脱施設化の運動は、在宅サービスを重視した地域福祉の整備を目指すものだった。
- 明治20(1887)年に岡山孤児院を設立した石井亮一は、“家族主義”“非体罰主義”等を定めた「岡山孤児院12則」を定め。後の児童養護に大きな影響を与えた。
- スイスの思想家であるペスタロッチは、児童に対する教育の重要性を説き、自ら解説した孤児院で人道的な養育を実施した。
- わが国で最初の肢体不自由児施設は「肢体不自由児の父」と呼ばれる高木憲次が開設した整肢療護園である。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | × | ○ | ○ | × |
2 | ○ | × | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
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3
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問3
次の文は、わが国の里親制度についての記述である。適切な記述を〇、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 里親制度として児童虐待等の行為により心身に有害な影響を受けた児童を3年以上養育した経験があれば、希望により、専門里親として登録できる。
- 親族里親は児童の三親等以内の親族であるため、里親としての認定を受ける必要はない。
- 里親は、養育里親・親族里親・養子縁組里親の3類型で、養育里親には養育里親と専門里親とがある。
- 里親制度の改正により、「児童福祉法」第27条第1項第三号による児童の里親への委託が進み、児童養護施設と乳児院で生活する児童と、里親家庭で生活する児童の割合が、約3対1になった。
- 共働きの家庭でも、里親として認定を受けることができ、児童を受託し養育することが認められている。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
---|---|---|---|---|---|
1 | × | × | ○ | × | ○ |
2 | ○ | ○ | ○ | × | × |
3 | ○ | × | × | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | × | × |
5 | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
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1
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問4
次の文を読み、適切なものには○を、不適切なものには×で答えなさい。
社会的養護の基本理念は、「子どもの最善の利益のために」と「社会全体で子どもを育む」 という考え方で、保護者の適切な養育を受けられない子どもを、公的責任で社会的に保護養育し、養育に困難を抱える家庭への支援を行うものである。
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○
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問5
次の文を読み、適切なものには○を、不適切なものには×で答えなさい。
「すべての児童は、家庭で正しい愛情と知識と技術をもって育てられ、家庭に恵まれない児童には、これにかかわる環境が与えられる。」は児童の権利に関する条約に定められている。
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問6
次の文を読み、適切なものには○を、不適切なものには×で答えなさい。
ノーマライゼーションの理念は、デンマークで1959年に初めて法律に位置づけられた。
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○
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次の文を読み、適切なものには○を、不適切なものには×で答えなさい。
「児童館ガイドライン」では5つの機能・役割が定めてあり、その中で児童館の機能と役割の一つは、子どもと短期的・一時的に関わり、学習指導及び余暇指導を通して子どもの心身の発達と社会性の涵養を図ることであるとされている。
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問8
次の文を読み、適切なものには○を、不適切なものには×で答えなさい。
「児童福祉施設の設備及び運営の基準」は、2011(平成23)年に改正され、児童自立支援施設の児童の居室面積は、1人につき3.3㎡以上から4.95㎡以上になった。
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○
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問9
次の文を読み、適切なものには○を、不適切なものには×で答えなさい。
施設の第三者評価は施設が任意に受けるものであり、児童福祉施設はサービスの向上のために積極的に受審することが望ましい。
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問10
次の文は、障害児に対する社会的養護に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
- 医療型児童発達支援センターのうち、特に難聴児を通わせる施設には、言語聴覚士を置かなければならない。
- 福祉型障害児入所施設のうち、特に盲児又は肢体不自由児を入所させる施設では、階段の傾斜を穏やかにしなければならない。
- 児童発達支援センターへの入所については、都道府県の措置により決定することはできない。
- 児童福祉法制定当時、2種類しか規定されていなかった障害児を対象とする児童福祉施設は、その後、対象とする障害の種別による細分化が進んだが、平成22(2010)年の児童福祉法改正により、支援形態とないように基づく4種類に整理され、現在に至っている。
- 福祉型障害児入所施設においては職業指導に関し「児童が将来できる限り健全な社会生活を営むことができるよう」行う旨が「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」に定められている。
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1
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