保育士試験|オリジナル問題集
「社会的養護」part7
-
第60回
オリジナル問題集
登録日:2016/11/28
「社会的養護」 part7
問1
次の文は、児童養護施設等の社会的養護の課題に関する検討委員会・社会保障審議会児童部会社会的養護専門委員会による 「社会的養護の課題と将来像」(平成23年7月)の「1.基本的考え方」に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
- 「ソーシャルインクルージョン(社会的包摂)」の視点の必要性を述べている。
- 社会的養護は、「養育」「心理的ケア等」「地域支援等」「社会の治安向上」の4つの機能を持つと述べられている。
- 児童福祉施設において、地域の里親への支援やショートステイ等の地域子育て支援の機能、さらにソーシャルワーク機能を高めることの重要性について述べている。
- 社会的養護を必要とする子どもには、経済的な面を含め豊かではない家庭環境の子どもが多いため、「貧困の世代間連鎖」を防ぐ対策の必要性について述べている。
- 自立支援のため、「自己肯定間を育み自分らしく生きる力」をはじめ、ひとりの人間として生きていく基本的な力を育む養育の必要性について述べている。
回答を見る
回答を閉じる
2
解説を見る
次の文は、「児童自立支援施設」についての記述である。( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
児童自立支援施設は、( A )をなし、又はなすおそれのある児童及び( B )その他の環境上の理由により( C )等を要する児童を入所させ、 又は( D )の下から通わせて、個々の児童の状況に応じて必要な指導を行い、 その( E )を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設とする。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 非行行為 | 家庭環境 | 職業指導 | 保護者 | 就職自立 |
2 | 非行行為 | 交友関係 | 生活指導 | 専門里親 | 自立 |
3 | 不良行為 | 家庭環境 | 生活指導 | 保護者 | 自立 |
4 | 不良行為 | 交友関係 | 生活指導 | 専門里親 | 就職自立 |
5 | 非行行為 | 家庭環境 | 職業指導 | 保護者 | 就職自立 |
回答を見る
回答を閉じる
3
解説を見る
問3
次の文は、児童館についての記述である。適切な物の組み合わせを一つ選びなさい。
- C型児童館には、芸術、体育、科学などの総合的な活動ができるような施設が附設されている。
- 小型児童館は、児童センターの機能に加えて、遊びを通して体力増進を図ることを目的とした指導機能を持っている。
- 児童センターとは、小地域を対象として子どもに健全な遊びを与え、その健康を増進し、情操を豊かにすることを目的としている。
- A型児童館は、原則として2,000㎡以上の建物の広さがなければならない。
(組み合わせ)
1 | A | D |
---|---|---|
2 | B | C |
3 | A | C |
4 | C | D |
回答を見る
回答を閉じる
1
解説を見る
問4
次の文は入所型の児童福祉施設の苦情解決のしくみについての記述です。不適切な記述を一つ選びなさい。
- 子どもたちのプライバシーの保護に十分配慮し、まず、苦情受付担当者の段階でなるべく解決するように心がける。
- 苦情を申し立てしやすいように、投書箱やEメール等の受付方法も工夫する。
- 苦情解決のしくみを周知させるための説明会を、子どもやその家族を対象に開くとともにポスター等で啓発する。
- 苦情解決責任者は、苦情解決に向けての取り組みの実績を、事業報告書や広報誌で公表する。
- 苦情解決責任者は、理事長や施設長が務め、職員の中から苦情受付担当者と、児童福祉に理解のある地域住民の中から第三者委員をそれぞれ選任する。
回答を見る
回答を閉じる
1
解説を見る
問5
次の文は、社会的養護の課題についての記述である。適切なものには○を、不適切なものには×で答えなさい。
施設等を退所して家庭復帰した後には、継続的支援が必要である。
回答を見る
回答を閉じる
○
解説を見る
問6
次の文は、社会的養護の課題についての記述である。適切なものには○を、不適切なものには×で答えなさい。
情緒障害児短期治療施設が設置されていない地域では、情緒障害児を児童自立支援施設で受け入れている。
回答を見る
回答を閉じる
○
解説を見る
次の文は、社会的養護の課題についての記述である。適切なものには○を、不適切なものには×で答えなさい。
社会的養護では、要保護児童等を保護し、社会的責任で養育するが、養育に困難を抱える家庭への支援は行われない。
回答を見る
回答を閉じる
×
解説を見る
問8
次の文は、「乳児院運営指針」(秕政24年3月)の第1部「総論」における「6.乳児院の将来像」の記述の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
乳幼児期の集団養育や交代制による養育は、心の発達への負の影響が大きいことから、養育単位の( A )を推進し、落ち着いた雰囲気で安定した生活リズムといとなみによって、養育担当者との( B )で深い継続的な愛着関係を築き、乳幼児期からの( C )コミュニケーションにより、情緒、社会性、言語をはじめ、全面的な発達を支援していく。
(組み合わせ)
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 小規模化 | 個別的 | 非言語的 |
2 | 拡大 | 個別的 | 言語的 |
3 | 専門特化 | 教育的 | 発達支援的 |
4 | 拡大 | 効率的 | 非言語的 |
5 | 小規模化 | 専門的 | 言語的 |
回答を見る
回答を閉じる
1
解説を見る
問9
次の文は、「児童福祉法」第33条の6の一部である。( A )~( C )にあれはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
第33条の6 都道府県は、その区域内における( A )児童等の自立を図るため必要がある場合において、その( A )児童等から申込みがあつたときは、自ら又は( B )を行う者(都道府県を除く。次項において同じ。)に委託して、 その( A )児童等に対し、厚生労働省令で定めるところにより、( A )等が共同生活を営むべき住居において相談その他の日常生活上の援助及び生活指導並びに( C )を行わなければならない。
(組み合わせ)
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 要保護 | 小規模住所型児童養育施設 | 就学の支援 |
2 | 要保護 | 児童自立生活援助事業 | 就業の支援 |
3 | 義務教育終了 | 小規模住所型児童養育施設 | 就学の支援 |
4 | 義務教育終了 | 児童自立生活援助事業 | 就業の支援 |
5 | 要保護 | 養育訪問支援事業 | 自立のための支援 |
回答を見る
回答を閉じる
4
解説を見る
問10
次の【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の人物名を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- 明治5(1872)年、横浜に孤児施設を開設した。
- クリスチャンであり、アメリカで感化教育を学び、わが国で感化施設を開設した。
- わが国で初めて盲児・ろうあ児を対象とする学校を説立した。
- イギリスのバーナードの影響を受け、わが国の孤児救済における様々な先駆的取組みを行った。
- わが国で初めて肢体不自由児を対象とする施設を開設した。
【Ⅱ群】
- ア ラクオット
- イ 古河太四郎
- ウ 柏倉松蔵
- エ 留岡幸助
- オ 石井十次
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
---|---|---|---|---|---|
1 | ア | エ | イ | オ | ウ |
2 | イ | オ | ア | ウ | エ |
3 | ア | イ | オ | ウ | エ |
4 | オ | イ | ア | エ | ウ |
5 | エ | ア | ウ | イ | オ |
回答を見る
回答を閉じる
1
解説を見る