保育士試験|オリジナル問題集
「子どもの保健」part6
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第50回
オリジナル問題集
登録日:2016/08/22
「子どもの保健」 part6
問1
次の文は、ヒトの体を作る栄養素に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
- ナトリウムは、細胞の浸透圧を調整する。また、酸・アルカリのバランス調整に関わっており、神経の機能や筋の収縮を正常に保つ。 栄養素の吸収を助ける。ナトリウムを取りすぎると、むくみや高血圧、腎臓病や動脈硬化を引きおこす可能性がある。
- カルシウムは、そのほとんどが骨と歯に存在しており、それを作る材料になっている。骨はカルシウムの貯蔵庫の役割を担っている。 カルシウムは血液を凝固させる成分の合成に必要である。
- カリウムは、・タンパク質合成、細胞内外の水の輸送、生命維持のための情報伝達など多種多様な生理機能を果たしている。
- 塩素は、タンパク質、核酸、脂質の生合成に関わる酵素類の活性化を促す。また、軟骨と骨の成長や、脳と甲状腺機能維持に重要な働きをしている。
- マグネシウムは、胃から分泌される塩酸の成分である。
(組み合わせ)
1 | A | B | C |
---|---|---|---|
2 | A | B | D |
3 | A | C | D |
4 | B | C | D |
5 | C | D | E |
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1
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次の文は、世界保健機関憲章の前文の一部である。間違っているものを選びなさい。
- 健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます。
- 人種、宗教、政治信条や経済的・社会的条件によって差別されることなく、最高水準の健康に恵まれることは、あらゆる人々にとっての基本的人権のひとつです。
- 世界中すべての人々が健康であることは、平和と安全を達成するための基礎であり、その成否は、個人と国家の全面的な協力が得られるかどうかにかかっています。
- 人々の健やかな成長は、基本的に大切なことです。そして、変化の激しい種々の環境に順応しながら健康になる力を身につけることが、この成長のために不可欠です。
- 健康を完全に達成するためには、医学、心理学や関連する学問の恩恵をすべての人々に広げることが不可欠です
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4
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問3
次の文は、ワクチンに関するものである。間違っているものを選びなさい。
- ポリオワクチンは、生後3か月から接種できる。3~8週間隔で3回、3回目の約1年後に4回目を接種する。 2012年9月から注射の単独不活化ポリオワクチンが定期接種ワクチンに導入された。
- 四種混合ワクチンは、ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオの4種類である。生後3か月から接種ができる。2期は、11歳からジフテリアと破傷風のワクチンを接種する。
- MRワクチンは、麻しん風しん混合ワクチンである。1歳代で1回接種できる。第2期は、小学校入学の前年に1回接種する。副反応は、接種後1週間くらいで熱が出る子どもが5~20%ほどいる。
- ヒブワクチンは、ヒブ感染症を予防するワクチンである。特にこの菌による細菌性髄膜炎は、病気が重いだけでなく、抗生物質が効かない菌も多いので注意が必要である。生後2か月から接種できる。
- BCGワクチンは、おたふくかぜを予防するワクチンである。生後1歳までに1回接種する。おたふくかぜ患者の少ない先進国ではBCGワクチンの接種をやめている国もあるが、日本はおたふくかぜの多さでは世界的にみると中間的な位置であり、ワクチン接種が行われている。
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5
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問4
次の文は、乳児期にかかりやすい主な病気の説明である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
多くの乳幼児が、2歳くらいまでに経験する。( A )が原因の下痢症であり、便の色が( B )なり、( C )を伴うこともある。 また、脱水症状を起こしやすいため、イオン飲料やミルクなどこまめな水分補給が不可欠である。
(組み合わせ)
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | ロタウイルス | 白っぽく | 嘔吐 |
2 | ロタウイルス | 白っぽく | 発疹 |
3 | 百日咳 | 黒っぽく | 嘔吐 |
4 | 風邪 | 黄色っぽく | 発熱 |
5 | 百日咳 | 白っぽく | 発疹 |
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1
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問5
次の文は、厚生労働省の母子健康手帳に関する検討会報告書の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
母子健康手帳の交付は、行政の母子保健担当者が妊産婦に接触する最初の機会であることから、( A )や助産師等が妊婦の健康面のみならず、 社会経済的な状況についても十分に把握し、適切な対応を行うことが望ましい。また、交付時や母親学級等の機会に、母子健康手帳が妊産婦自身と子どもの( B )を目的とすることや、 その内容や使用法についても伝えることが必要である。なお、母子健康手帳は、周産期の状況等世代間で共通する情報や( C )の記録を含むことから、長期間保管するとともに、成人時に保護者から子どもに手渡すことも有意義である。
(組み合わせ)
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 保育士 | 健康管理 | 既往症 |
2 | 保育士 | 発育管理 | 既往症 |
3 | 保健師 | 発育管理 | 発達曲線 |
4 | 看護師 | 健康管理 | 予防接種 |
5 | 保健師 | 健康管理 | 予防接種 |
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5
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問6
次の文は、厚生労働省による子ども虐待対応の手引き第2章発生予防の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 子ども虐待は、( A )起こりうるという認識にたち、一般子育て支援サービスを充実させることが重要である。より子ども虐待が発生しやすい家庭環境にいる子どもやその保護者に対する支援を充実させていくことも重要である。
- 保健・医療・福祉等の関係者が( B )な支援を行うにあたっては、それらの要因を持ち、養育支援を必要としている家庭であるかどうかを判断し、( C )に支援につなげることが大切である。
- 仮に( D )を多く有するからといって、直ちに虐待が発生するものではないが、より多くの機関からリスク要因を有している家庭の情報を収集するよう努め、虐待の発生を予防することが大切である。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | どこでも | 予防的 | 早期 | リスク要因 |
2 | 母子家庭で | 予防的 | 適切 | 危険因子 |
3 | 父子家庭で | 積極的 | 適切 | 危険因子 |
4 | どこでも | 適切 | 積極的 | 虐待可能性 |
5 | どこでも | 適切 | 早期 | リスク要因 |
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次の文は、厚生労働省による子ども虐待対応の手引き第2章発生予防の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
子ども虐待は、保護者の身体的、( A )状況、子どもの身体的、( A )状況、( B )等社会的背景等の様々な要素が絡み合って起こるものであり、単独の機関だけで対応できるものではない。支援者一人一人が( C )を持って子どもの安全を確保し、 ( D )支援を行うことは重要なことではあるが、( E )を個人や一つの機関で抱え込むことなく、( E )を共有して各機関が果たすべき役割を認識してより早期に適切な支援を行い、虐待の防止に努めることが重要である。
A | B | C | D | E | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 金銭的 | 養育環境 | チーム意識 | 積極的な | 支援の実施 |
2 | 精神的 | 養育環境 | 危機意識 | 人権を尊重した | 情報 |
3 | 精神的 | 貧困 | 危機意識 | 人権を尊重した | 情報 |
4 | 肉体的 | 貧困 | チーム意識 | 生命を尊重した | 役割 |
5 | 精神的 | 養育環境 | 責任感 | 積極的な | 役割 |
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2
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問8
次の文は、平成25年発生した不慮の事故による子どもの年齢・原因別の死亡数である。間違っているものを選びなさい。
- 交通事故は、0歳児で7人、1-4歳児で32人、5-9歳児で53人である。
- 不慮の溺死・溺水は、0歳児で4人、1-4歳児で28人、5-9歳児で29人である。
- 不慮の窒息は、0歳児で29人、1-4歳児で74人、5-9歳児で8人である。
- 転倒や転落は、0歳児で1人、1-4歳児で5人、5-9歳児で7人である。
- 総数は、0歳児で89人、1-4歳児で109人、5-9歳児で106人である。
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3
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問9
次の文は、自閉症をもつ児童の特徴の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- ( A )を合わせようとしない。同年代の子どもと遊べない。
- 言葉が話せない。もしくは言葉の発達に遅れがある。自分の好きな言葉を繰り返す。
- 教えないのに、標識や数字、アルファベットなどに興味をもち( B )しまう。
- ( C )の音を極端に嫌って、耳をふさぎながら( D )を起こす。
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | 目線 | 覚えて | 特定 | パニック |
2 | 目線 | 覚えて | 高い | 発作 |
3 | 話 | 書いて | 高い | 痙攣 |
4 | 話 | 書いて | 低い | パニック |
5 | 言葉 | 覚えて | 特定 | 痙攣 |
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問10
次の文は、衝動性ADHDを持つ児童の特徴の一部である。間違っているものを選びなさい。
- 順番を待つのが難しい。横から列に入ってしまう。
- やりたいという思いが強いためにルールを無視してしまう。
- 思ったことや知っていることを言わなければ気がすまない。
- 人が手に持っているものが気になると触らずにはいられない。
- 極度に忘れっぽく、物の管理ができない。物を置いた場所を覚えていない。
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5
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