保育士試験|オリジナル問題集
「保育実習理論」part8
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第72回
オリジナル問題集
登録日:2017/03/27
「保育実習理論」 part8
問1
次の事例を読み、設問に答えなさい。
【事例】
ある日の午前中、4歳児クラス担任の保育士は、子どもたちと保育所近くの公園に来た。しばらくすると、近くで1歳と3歳の子どもを遊ばせていた母親が話しかけてきた。 「上の子が4歳になるのに、トイレに行く前に漏らしてしまうことが多くて悩んでます。育児書には、失敗しても叱ってはいけないと書いてありますが、子どもたちが言うことを聞かなかったり、 家事が進まなかったりすると」、ついイライラして怒鳴ってしまいます。どうすればいいのでしょうか。」という内容であった。
【設問】
この相談を受けた保育士の対応として適切な記述を一つ選びなさい。
- 母親は思わず子どもを怒鳴ってしまったことを気にしていた。保育士は母親の行為を受け入れ、「イライラした時に怒鳴りたくなるのは仕方のないことであり、気にしなくても良い。」と励ました。
- 母親が家事育児に負担感を抱えている様子から、父親の協力も重要であると感じたため、父親の協力を求めるよう、強く勧めた。
- 父親は仕事で帰りが遅く、近所にも子育てを助けてくれるような知り合いがおらず、日中短時間でも家事育児から解放されてリフレッシュがしたいという希望を母親が示したので、「子育て短期支援事業」を利用してはどうかと助言した。
- まず、母親に対し、怒鳴りつけることはよくないと説明し、今すぐ辞めるように注意した上で、トイレに連れて行く際の声掛けなど具体的な方法を指示した。
- 話をしている途中で、保育所に戻り、子どもたちが昼食をとる時間となった。母親はまだ話を続けたい様子であったが、「午後に改めて時間をとるので保育所でゆっくりと話を聞かせてほしい。」と伝え、結論を出さずに切り上げた。
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5
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次の分は、「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」の2「発達過程」の一部である。【Ⅰ群】の内容と【Ⅱ群】の発達過程の区分を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- 仲間とのつながりが強くなる中で、けんかも増えてくる。その一方で、決まりの大切さに気づき、守ろうとする。
- 遊びを発展させ、楽しむために、自分たちで決まりを作ったりする。
- 大人の言うことが分かるようになり、自分の意思を親しい大人たちに伝えたいという欲求が高まる。
- 盛んに模倣し、物事の間の共通性を見いだすことができるようになるとともに、象徴機能の発達により、大人と一緒に簡単なごっこ遊びを楽しむようになる。
- 自我がよりはっきりしてくるとともに、友だちとの関わりが多くなる。
【Ⅱ群】
- ア おおむね1歳3ヶ月未満から2歳未満
- イ おおむね2歳
- ウ おおむね3歳
- エ おおむね4歳
- オ おおむね5歳
- カ おおむね6歳
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
---|---|---|---|---|---|
1 | カ | ウ | エ | ア | イ |
2 | オ | イ | ウ | ア | エ |
3 | エ | オ | ア | イ | ウ |
4 | カ | エ | ウ | ア | イ |
5 | オ | カ | イ | ウ | ア |
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3
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問3
次の文を読み、適切なものには○を、不適切なものには×で答えなさい。
一般に、両刃のこぎりには、縦引き用と横引き用の刃がついている。
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○
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問4
次の文を読み、適切なものには○を、不適切なものには×で答えなさい。
画用紙の「四つ切」や「八つ切」とは、紙の厚みのことである。
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×
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問5
次の文を読み、適切なものには○を、不適切なものには×で答えなさい。
マーブリングとは、水の表面に作った色模様を紙に写しとる技法である。
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○
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問6
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
T先生は、園児たちと流し絵を楽しむための準備をしました。材料、用具として、バット、筆、竹串、絵の具、フェルトペン、はさみ、障子紙、布、画用紙、新聞紙を使用しました。
【設問】
その時の過程をA~Eとした場合、最も適切と考えられる順序を一つ選びなさい。
- 水面に障子紙を静かに置き入れ、そっとめくる。
- 乾いたらフェルトペンで加筆したり、模様を切り抜いて別の画用紙に張り付けたりする。
- バットに水を入れ、そこに筆で絵の具を落とす。
- 竹串で水面をつついたり、動かしたりして模様をつくる。
- 新聞紙の上に障子紙を広げ、布でたたいて余分な水分をとる。
(組み合わせ)
1 | C → D → A → E → B |
---|---|
2 | D → A → B → C → E |
3 | B → D → E → A → C |
4 | A → B → C → D → E |
5 | E → C → D → B → A |
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1
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次の文章の(A)~(E)の中に入る適切な色彩名をア~クの中から選び、その正しい組み合わせを1~5の中から一つ選びなさい。
下記の色のうち、白と黒を無彩色、紫と( A )を中性色(中間色)という。もっとも明度が高いのは( B )である。赤と青緑、( C )と黄橙のように、色相環上で相対する2色の色の関係を補色という。 色料の三原色は赤と( D )と青であり、この三色を混合すると( E )に近い色となり、これを減算(減法)混合という。
- ア 赤
- イ 青
- ウ 黒
- エ 橙
- オ 紫
- カ 白
- キ 緑
- ク 黄
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
---|---|---|---|---|---|
1 | イ | ア | エ | ク | ウ |
2 | ア | カ | ク | イ | エ |
3 | ウ | イ | ア | キ | オ |
4 | オ | ウ | ア | キ | ウ |
5 | キ | カ | イ | ク | ウ |
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5
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問8
次の文は、「保育所保育指針」第1章2「保育所の役割」についての記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
- 保育所における保育士は、保育所の役割及び機能が適切に発揮されるように、倫理観に裏付けられた専門的知識、技術及び判断をもって、子どもを保育するとともに、子どもの保護者に対する保育に関する指導を行うものである。
- 保育に欠ける子どもの保育を行い、その健全な心身の発達を図ることを目的とする児童福祉施設であり、入所する子どもの最善の利益を考慮し、その福祉を積極的に増進することに最もふさわしい生活の場でなければならない。
- その目的を達成するために、保育に関する専門性を有する職員が、家庭との緊密な連携の下に、子どもの状況や発達過程を踏まえ、保育所における環境を通して、養護及び教育を一体的に行うことを特性としている。
- 幼児は、安定した情緒の下で自己を十分に発揮することにより発達に必要な体験を得ていくものであることを考慮して、幼児の主体的な活動を促し、幼児期にふさわしい生活が展開されるようにすること。
- 入所する子どもを保育するとともに、家庭や地域の様々な社会資源との連携を図りながら、入所する子どもの保護者に対する支援及び地域の子育て家庭に対する支援等を行う役割を担うものである。
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4
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問9
次の記述のうち、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」第42条に規定する児童養護施設の職員として該当しないものを一つ選びなさい。
- 小児科の診療に相当の経験を有する医師
- 保育士
- 児童指導員
- 家庭支援専門相談員
- 個別対応職員
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1
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問10
次の文は、保育現場で使用する描画素材や造形素材についての記述である。適切な記述を〇、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 不織布は厚みがあり、縦横にすっかり織られているので強度がある。
- ちぎり絵にする際、和紙は思い通りにちぎれないので、水をつけた筆で形をなぞっておくと紙が柔らかくなり、形どおりにちぎることができる。
- ポスターカラーは速乾性が弱いので、次に使いやすいように少しフタを緩めて保管するように指導する。
- 酢酸ビニル系の接着剤は木工品、布、紙等の接着に使われる。
- 鉛筆の硬さは、H、HB、Bなどで表される。描画活動に使用するには、硬めの物を選ぶと良い。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 〇 | × | × | × | 〇 |
2 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 |
3 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
4 | × | 〇 | × | 〇 | × |
5 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
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4
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