保育士試験|オリジナル問題集
「保育原理」part2
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第10回
オリジナル問題集
登録日:2014/11/19
「保育原理」 part2
問1
適切な記述を○、不適切な記述を×として選びなさい。
- 昭和40(1965)年の保育所保育指針は、高度経済成長に関する国の施策の影響を受け、都市化、核家族化、共働きの増加により保育所の需要が急増するなかで策定されている。
- 昭和40(1965)年の保育所の目的には、保育所の生活において豊かな人間性をもった子どもを育成することが述べられている。ここでは、保育所内の子どもの保育と考えられていた。
- 平成2(1990)年の指針においては、子どもを取り巻く社会の変化(家庭の育児力の低下や保護者の育児不安や児童虐待など)による子育ち環境の「深刻で静かなる危機(『これからの家庭と子育てに関する懇談会』報告書1990)」に対応することが緊急の課題として浮上してくる。
- 平成11(1999)年の指針では、引き続きおとなの視点から記述されているのだ特徴。「こどもの視点」盛り込んだ記述がなされるのは、平成20(2008)年の改定をまたないとならない。
- 平成20(2008)年改定の新保育指針の特徴は、これまでの保育指針が保育の参考としての位置づけ(ガイドライン)であったものが、保育をするうえで最低基準として拘束力をもつ規範性の強いもの(告示)として位置づけられたことである。
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○-○-○-×-○
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次の分は、保育所における保育の目標について記述したものです。適切な記述を○、不適切な記述を×として選びなさい。
- 保育所の保育は、こどもが現在を最も良く生き、望ましい未来を享受する可能性を探る。
- 現在を最も良く生きるとは、こども自身が、いま持ち合わせている力を使って行動し、その欲求充足において、できない部分を手助けされて、自己実現を図ることである。
- 「現在を最も良く生きる」生活をとおして、子どもは、自分自身の欲求の意味を獲得し、さらにその欲求充足のための周囲との関わりをとおして、生活世界を理解していく。
- 自ら行動し(できない部分は援助されて)、その時々の自己実現を図ることが、生活できる力を獲得する生活である。
- 生きる力を獲得する過程が、現在を最もよく生きる生活であり、望ましい生活(未来)をつくり上げるうえで必要な力を獲得していく過程である。
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×-○-○-○-○
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問3
次の文は、保育指針「第1章 総則 3保育の原理 (2)保育の方法」について記述したものです。適切な記述を○、不適切な記述を×として選びなさい。
- 一人一人の子どもの状況や家庭及び地域社会での生活の実態を把握するとともに、子どもが安心感と信頼感を持って活動できるように子どもの主体としての思いや願いを受け止めること
- 子どもの生活のリズムを大切にし、健康、安全で情緒の安定した生活ができる環境や、自己を十分に発揮できる環境を整えること
- 子どもの発達について理解し一人ひとりの発達過程に応じて保育すること。その際、一般的な発達程度を十分考慮し、その程度にでき得る限り近づけるように促していく。また子ども相互の関係作りや互いに尊重する心を大切にし、集団における活動を効果あるようにするよう援助すること
- 子どもが自発的意欲的に関われる環境を構成し、子どもの主体的な活動や子ども相互のかかわりを大切にすること
- 一人一人の保護者の状況やその意向を理解し、受容し、それぞれの親子関係や家庭生活等に配慮しながら、様々な機会をとらえ、適切に援助すること
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○-○-×-○-○
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問4
次の文を読み、内容が適切であれば○、不適切であれば×で答えなさい。
保育指針には、子どもの保育の目標や方法などが示されているが、保護者への視点が抜け落ちている。
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問5
次の文を読み、内容が適切であれば○、不適切であれば×で答えなさい。
保育指針「第1章 総則」の「3保育の原理」には、こどもの保育の目標として、まず、「子どもが将来を最も良く生きれるよう、望ましい未来をつくり出す力の基礎を培う」ことが掲げられている。
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問6
次の文を読み、内容が適切であれば○、不適切であれば×で答えなさい。
保育士の「信用失墜行為の禁止」とは、あくまで個々人の保育士の規範意識の向上を目指したものであり、法律などで規定されているものではない。
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次の文を読み、内容が適切であれば○、不適切であれば×で答えなさい。
育児と保育の違いは、家庭の外で親以外の第三者が関わるかどうかである。
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○
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問8
次の文を読み、内容が適切であれば○、不適切であれば×で答えなさい。
「保育に欠ける」児童の保護者が、保育所への入所希望を書面で申し込んだ場合に、保育所に保育実施の公的責任が発生する。
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○
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問9
次の文を読み、内容が適切であれば○、不適切であれば×で答えなさい。
保育指針に示されている保育所の役割とは、「入所するこどもの最善の利益を考慮し、その福祉を積極的に増進することに最もふさわしい教育の場でなければならない」とされている。
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問10
次の文は、保育指針「第1章 総則 3保育の原理 (3)保育の環境」について記述したものです。適切な記述を○、不適切な記述を×として選びなさい。
- 保育所は、人、物、資金などの環境が相互に関連し合い、子どもの生活を構成し、工夫して保育しなければならない
- 子ども自らが環境に関わり、自発的に活動し、様々な経験を積んでいくことができるように配慮する
- 子どもの活動が豊かに展開されるよう、保育所の設備や環境を整え、保育所の家庭的環境や資金の確保などに務めること
- 保育室は、温かな親しみとくつろぎの場となるとともに、生き生きと活動できる場となるように配慮すること
- 子どもが人と関わる力を育てていくため、子ども自らが周囲の子どもや大人と関わっていくことができる環境を整えること
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×-○-×-○-○
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