安全なプール活動のために|知っておきたい注意点

夏になると、子ども達が楽しみにしているプール遊びを多くの保育園が取り入れています。夏ならではの楽しさを感じることや水と親しむことなど、プール活動にはさまざまなねらいがありますね。しかし、事故や怪我につながる危険性が高いこともプール活動の特徴です。そのため、保育士がプール遊びの危険性をしっかりと理解し、普段の保育以上に安全面に気を配る必要があります。子ども達の安全を守るために。知っておきたい注意点を見ていきましょう。

事前準備の注意点

まずは万全な事前準備が必要です。

プール用品の確認

ビニールプールに穴が開いていないか、破損はないかを確認しましょう。

クラス間でプールを使用する時間帯を決める

プールに入る時間が重なってしまうと、焦りもあり事故につながります。事前に使用する順番や時間を決めておきましょう。

担任だけでは手が足りない状況もありますので、担任以外でプールの見守りをする保育士を決めておくと良いですね。

保育士同士で安全面の共通理解

  1. こまめな人数確認
  2. プールは活動は必ず2人以上の保育士で見守る
  3. プールサイドで滑りやすい場所などの危険個所の確認

安全面については保育士全員で話し合い、共通理解をしましょう。

子どもとの約束ごとの確認

  1. プールサイドは走らない
  2. プールではふざけない
  3. 友達を押したり引っ張ったりしない
  4. 体調が悪くなったら保育士に伝える

いつもとは違うプール遊びに、子ども達のテンションは上がります。楽しすぎてしまいふざけて事故につながることのないように、プールに入る前には必ず約束事を確認しましょう。

保護者へのお願い

プール遊びの前には、家庭で気を付けてほしいことを保護者に伝えましょう。

  1. 睡眠時間の確保と朝食を必ずとる
  2. 体調面に不安がある場合には登園時に伝える
  3. プールカードの記入、捺印
  4. 皮膚の異常や頭を痒がることがないか

プール遊びは感染症流行の危険性もあります。皮膚の状態なども含めた体調面の異変は、必ず保育士に伝えてもらうようにしましょう。

プール見守り中の注意点

プール遊び中は、子どもが楽しくプール遊びができるような関わりをすると共に、絶対に目を離すことなく安全を確保する必要があります。

プールの見守りは2人以上の保育士で。物を取りに行くなどの理由でプールから離れてしまうことのないように、麦茶や紙コップ、ティッシュなどの必要なものは、手の届く場所に用意しておきましょう。

0,1,2歳児クラスでは、クラスを半分に分けて少人数で入ることも目が行き届くのでおすすめです。

プール遊び中は意外と汗をかきますので、熱中症にも気をつけましょう。

こまめに休憩を入れて、水分補給をしてくださいね。保育士自身も熱中症にならないように、こまめな水分補給と帽子を被り日差しを避ける工夫が大切です。

反対に長い時間入っていることで体温が下がる場合もあります。寒そうな様子がみられたら、早めに上がったり水温を上げると良いでしょう。

プールから上がる時には、プールに入っている子どもたちを順番に出して上がり湯をする。身体を拭いて着替えの援助をするなど、援助が多く人手が必要です。

忙しい時間帯には事故が起こりやすいので、担任以外の保育士にも補助に入ってもらえると安心。人手が必要な時間帯を具体的に伝えると良いですね。

プール活動後の注意点

プールでは気が付かないうちに怪我をしている可能性もあります。プールから上がったら、全身の怪我の確認を行いましょう。

また、プール活動ではいつも以上に体力を使います。子ども達の身体は疲れていますので、水分補給をしっかりと行い、休息の時間を設けましょう。

夏の暑い時期は保育室で冷房を使用することも多いですが、プールに入った子どもの身体は冷えていますので、冷房を切り室温への注意も必要です。

子ども達が楽しみにしているプール遊び。楽しい時間にすることはもちろんですが、それ以上に子どもの命を守り、安全に行うことが第一条件です。万全な事前準備と保育士間の共通理解。十分な人員を確保することで、子どもも保育士も安心して取り組めるプール活動となります。ぜひ、園全体で話合ってみてくださいね。